屋根の重ね葺き工事の流れを写真付きでご紹介します|千葉市花見区Y様邸
投稿日:2022.1.5 更新日:2024.8.14
千葉県千葉市花見区のY様邸にて、屋根重ね葺き工事のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「千葉県千葉市花見区 Y様邸 屋根重ね葺き工事 ルーフィング~谷板金」は、こちらのページです。
新年明けましておめでとうございます!
今年も四葉建装をどうぞよろしくお願いします!
【棟下地取り付け~完工】
ルーフィングを張り、谷板金を取り付けたら、次は棟の下地となる捨て板金の設置です。
棟とは屋根の頂上にあります。
屋根材はてっぺんまでは被せません。
空いたてっぺんには棟(むね)板金を取り付けます。
「住宅の豆知識!住宅のパーツ基礎知識」は、こちらのページです。
こちらは棟捨て板金を取り付けた際の様子です。
棟下地を取り付けたら、次はケラバの下地です。
ケラバとは、切妻屋根や片流れ屋根の外壁から出っ張った屋根部分で、雨樋が付いていない側をいいます。
軒と間違えられやすいですが、ケラバは切妻側の先端部分をいいます。
こちらは屋根材本体を取り付けている様子です。
軒先から順に上へ上へと葺いていきます。
こちらは棟捨て板金の上に棟金具を取り付けている写真です。
最後に丸トリムを取り付けて完成です。
【ディーズルーフィング ローマン】
屋根材はディーズルーフィングのローマンが採用されました。
とてもエレガンスな屋根です。
色はタスカニーでヨーロピアン調の鮮やかなオレンジにクリーム色のフラッシュでオシャレな色合いです。
【雪止めも設置しました】
こちらのお宅では屋根材本体を取り付ける際に、雪止めも設置しました。
写真の下の方に写っている黒い金具です。
「千葉はそんなに雪が降らないのに雪止めがいるの?」と思われるかもしれません。
実際、良く聞かれます。
しかし、雪の多い地域よりもあまり降らない地域の方が雪止めが設置されています。
豪雪地帯で雪止めを取り付けてしまえば、雪の重さでお住まいが潰れてしまうでしょう。
雪の少ない地域だからこそ、雨が混ざって雪が重たくなります。
その重くなった雪がいっぺんに落ちてしまうと、隣の家の物を壊したり庭木を折るなどのトラブルに繋がります。
雪がいっぺんに落ちてしまわないようにする金具が雪止めです。
また、法律では「土地の所有者は、直接に雨水を隣地に注ぐ構造の屋根その他の工作物を設けてはならない」と定められています。
なお、この雪止めは屋根重ね葺き工事や葺き替え工事の際はもちろんの事、後付けも可能です。
ご依頼やご不明点がございましたら、お気軽にお問合せください。
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