防水工事にはどんな種類がある?それぞれのメリットとデメリットも解説!
投稿日:2023.10.3 更新日:2024.2.22
ベランダや屋上などで行われる防水工事。
実は防水工事にはいくつかの種類があることをご存知でしょうか?
この記事では、防水工事の種類や施工方法などについて詳しくご紹介します。
また、それぞれの防水工事のメリットやデメリットも解説するので、最後まで記事をチェックして下さいね!
防水工事とは
防水工事とは、ベランダや屋上を雨や雪などから守るための工事です。
傾斜のある屋根は、傾斜や屋根の構造によって、雨水を適切に排水することができます。
ただフラットな屋根やベランダの場合、雨水は排水されにくく、大雨などが降るとそこに水がたまってしまいます。
そのため、ベランダや屋上には防水工事によって防水機能を付加する必要があるのです。
弊社では、防水工事のスペシャリストの職人が複数在籍しているので、各種防水工事はお気軽にご相談下さい。
防水工事の種類
防水工事には、大きく分けて4種類の工事があります。
4種類の防水工事について、以下で解説します。
ウレタン防水
ウレタン防水は、ウレタン樹脂によって防水層を形成する防水工事です。
ウレタン樹脂は基本的に2回塗布し、2~3mmの厚さの塗膜を作ります。
ウレタン樹脂は紫外線に弱いという特徴があるので、最後にトップコートを塗布して紫外線から防水層を守ります。
弊社で施工させて頂いたウレタン防水工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
シート防水
シート防水は、ゴムや塩ビ製のシートを敷いて防水層とする防水工事です。
シートを貼るだけなので、広い範囲でもムラなく仕上げることができます。
またウレタン防水のように塗料を乾燥させる時間が必要ないので、工期が短くて済むのも特徴です。
ゴムと塩ビのシートを比べた場合、紫外線に強い分、塩ビのシートのほうが耐用年数が長めです。
アスファルト防水
アスファルト防水は、アスファルトと合成繊維で作られたシートを貼って、防水層を形成します。
古くから用いられている防水工事で、耐用年数が15〜25年と長いのも特徴です。
ビルやマンションなどの屋上で行われることが多いですが、シートが重いことと、施工の際に独特のにおいがあることで、一般の戸建て住宅などではあまり行われません。
FRP防水
FRP防水は、ガラス繊維シートと樹脂を重ねて防水層を形成する防水工事です。
液状の樹脂を塗布するので、ウレタン防水に似ているところがあり、複雑な形状の場所でも施工可能です。
ただ、ウレタン樹脂に比べると防水層が固いため、塗布する場所は選びます。
それぞれの防水工事のメリット・デメリット
先にご紹介した4種類の防水工事のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
ウレタン防水のメリット・デメリット
ウレタン防水のメリットは、液状の樹脂を塗布するので、どんな形状の場所でも施工できることです。
また、他の防水工事に比べると、価格もリーズナブルです。
ウレタン防水のデメリットは、液状の樹脂を手作業で塗布するので、ムラなく均一に仕上げることが難しいことです。
職人が慣れていないと、防水層にムラができ、耐用年数よりも早く防水層がダメになってしまう可能性があります。
ウレタン防水について詳しくご紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。
シート防水のメリット・デメリット
シート防水は、防水シートを下地に直接貼り付けていくので、下地の状態を気にせずに施工できるのがメリットです。
また耐久性が高く、耐用年数も10年〜15年ほどあります。
シートを貼るだけなので、ウレタン防水などとは違って広い場所でもムラのない施工が可能です。
シート防水のデメリットは、シートが一体型なので、万が一にも破れた場合には施工箇所全体に影響してしまう可能性があります。
また凹凸のある場所への施工が難しいことや施工費用が高めなのもデメリットといえます。
弊社で施工させて頂いたシート防水の工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
アスファルト防水のメリット・デメリット
アスファルト防水のメリットは、昔から行われている防水工事なので、確実な防水効果が見込めるということです。
また、アスファルト防水は20年程度の耐久性があるので、一度工事をすれば長くメンテナンスが必要ないこともメリットです。
アスファルト防水のデメリットは、アスファルトを溶かす際ににおいが周辺に広がってしまうことです。
またアスファルト防水には高い技術力が求められるので、施工できる業者が限られているというのもデメリットでしょう。
FRP防水のメリット・デメリット
FRP防水のメリットは、水を通さない水密性が高いことです。
そのため、FRP防水はお風呂や宇宙ロケットなどにも使用されています。
また非常に頑丈で軽量、施工期間が短くて済むのもFRP防水のメリットです。
FRP防水のデメリットは、木造や広い面積では施工できないなど、施工場所を選ぶことです。
また料金が少し高めになってしまうこともデメリットといえるでしょう。
弊社で施工させて頂いたFPR防水の工事の様子は、こちらでご確認いただけます。
防水工事や補修が必要な症状
防水工事が必要になる症状について、以下にまとめました。
防水層にひび割れがある
防水層にひび割れがある場合は、すでに防水層の中に水が浸入している状態です。
放置しておくと雨漏りなどの危険があるので、早めに業者に工事を依頼しましょう。
防水層が膨れている
防水層が膨れている場合も、防水層の下に結露などが発生している可能性があります。
どの程度の工事が必要なのか、まずは業者に点検をしてもらいましょう。
砂や雨水がたまっている
砂や雨水がたまっている場合も、防水層に何らかの問題がある可能性があります。
放っておくと雨漏りなどに繋がる可能性もあるので、早めに業者に点検してもらいましょう。
防水工事は4種類!施工場所に応じたものを選ぼう!
防水工事の種類やメリット・デメリットについてご紹介してきました。
防水工事には、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水があります。
それぞれ向いている施工場所が違うので、施工場所に合わせた防水工事を選びましょう!
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