雨樋を交換するなら、素材はどれがおすすめ?
投稿日:2022.12.25 更新日:2024.2.22
雨樋に劣化の症状が見られたら、早めに交換するのがおすすめです。
ただ、雨樋にはさまざまな種類の素材があり、どの素材が良いか迷ってしまうこともありますよね。
雨樋には、どの素材を選ぶのが良いのでしょうか?
この記事では、雨樋に使われている素材について詳しく解説します!
おすすめの雨樋の素材についてご紹介しますので、最後まで記事をチェックしてください!
雨樋の役割とは?
まずは雨樋の役割について改めておさらいしましょう。
雨樋というのは、屋根の上に流れる雨水を受け、地面まで運ぶ役割のあるパーツのことです。
雨樋があることで、雨が降っても建物が傷まず、雨漏りなどの被害も防いでくれます。
雨樋は、建物にとってかなり重要な役割を果たしているパーツでもあるのです。
その雨樋にはいくつかのパーツがあり、すべてを総称して雨樋と呼ぶこともあります。
雨樋のパーツは以下の通りです。
- 軒樋
- 集水器
- 継樋
- 継樋手
- 軒曲がり
- 止まり
- 呼び樋
- エルボ
- 角マス
- 寄せマス
- 軒継手
- 竪樋
雨樋がもしなければ、雨水が流れていく場所を失い、壁が汚れてしまったり、水がたまって雨漏りがしてしまう可能性があります。
雨樋のパーツにもそれぞれ大切な役割があるので、劣化に気づいたら早めにメンテナンスするのがおすすめです。
弊社では、雨樋の修理交換も承っておりますので、お気軽にご相談ください!
雨樋の素材にはどんなのがある?
雨樋の素材についても具体的に見ていきましょう。
雨樋にはどのような素材があるかについて以下にまとめました。
雨樋の素材 | 特徴 |
合成樹脂 | 見た目は塩化ビニールとほぼ同じだが、紫外線対策がされているため、耐久性はかなり上。価格もカルバリウム鋼板や銅と比べてかなりリーズナブル。塩化ビニールよりは少し高い。 |
塩化ビニール | 塩化ビニール樹脂を用いており、安価で強度にも優れている。紫外線や雪の重みで変形してしまうデメリットも。素材が軽くて組み立てやすく、多くの雨樋が塩化ビニール製。 |
ガルバリウム鋼板 | 鉄の薄い板とアルミニウム、亜鉛を合わせた合金の素材。耐久性は高いものの、素材に鉄を使用しているので、錆がまったく起きないわけではない。価格は塩化ビニールに比べて高め。 |
銅 | 昔から寺院などの雨樋の素材として使われている。錆びにくい上に軽量で、加工もしやすい。年月が経つにつれ、見た目的にも味わい深くなる。 |
ステンレス | 表面に薄い保護皮膜があるため、錆びにくいという特徴がある。耐久性が高く、価格も金属系にしてはリーズナブル。強度も高いが、傷がつきやすいというデメリットもある。 |
おすすめの雨樋の素材は?
雨樋の素材として、弊社では合成樹脂以上の素材をおすすめしています。
その中でも、合成樹脂は総合的に考えてバランスの良い素材といえるでしょう。
一般的には塩化ビニールの雨樋が多いですが、耐久性は他の素材よりも劣ってしまいます。
合成樹脂は安価な割に、塩化ビニールと比べて耐久性も高く、紫外線にも強いです。
合成樹脂の雨樋の耐用年数は20年程度と言われています。
20年に1度のメンテナンスで良いのなら、外壁や屋根のメンテナンスと一緒にすることも可能です。
雨樋の交換には足場も必要となることが多いので、屋根や外壁のメンテナンスと一緒に行う方が経済的です。
弊社では、プロの診断士による屋根や外壁の無料での診断を行っていますので、お気軽にご利用ください!
雨樋を交換した場合、費用はどれぐらいかかる?
雨樋を交換した場合の費用は、雨樋の素材によっても異なります。
弊社では、雨樋を全交換する場合、100,000円〜となっています。
部分破損、部分修理の場合は10,000円〜です。
一部の修理なら、それほど費用を掛けずに済む場合もありますので、雨樋の気になる部分があれば、早めに専門の業者にご相談ください。
また、雨樋の素材ごとの料金については以下にまとめました。
素材 | 料金 |
塩化ビニール | 1,500円~ |
合成樹脂 | 2,500円~ |
ガルバリウム鋼板 | 5,000円~ |
銅 | 12,000円~ |
価格だけを見ると、やはり塩化ビニールがもっとも安いです。
ただ、塩化ビニールよりも耐久性の高い合成樹脂も、それほど価格は変わりません。
上記はあくまでも参考価格なので、素材によってどれぐらいの金額差があるのかということの参考にしていただければと思います。
実際の料金は、雨樋の状況などによっても異なってきます。
またおすすめの素材も、家がどのような場所に建っているかなどによって異なります。
ただ、雨樋は建物を守るために重要な役割を果たすパーツなので、耐久性の高いものを選ぶのがおすすめです。
弊社では、外壁・屋根の無料診断を行っており、雨樋の状態もしっかりチェックさせていただきます。
雨樋の劣化が気になる場合は、ぜひ弊社の無料診断をご利用ください!
雨樋のおすすめ素材はコスパも良く耐久性もある合成樹脂!
雨樋のおすすめ素材について紹介してきました。
雨樋の素材には、塩化ビニール、合成樹脂、ガルバリウム鋼板、銅、ステンレスなどがあります。
一般的に雨樋の素材は塩化ビニールが多いですが、弊社は耐久性の問題などから合成樹脂以上の素材をおすすめしています。
また雨樋は、建物全体を守る大切な働きもしているので、ひび割れや劣化などの気になる症状があれば、早めにメンテナンスをすることをおすすめします。
雨樋は全交換する必要がある場合もありますが、一部交換でそれほど費用を掛けずにメンテナンスできる場合もあります。
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