モルタル外壁のメリットとデメリット!代わりにおすすめの外壁素材は?
投稿日:2023.2.7 更新日:2024.2.22
かつてはモルタルを使用した外壁が多くありましたが、近年はモルタルの外壁が減りつつあります。
そこでこの記事では、モルタル外壁のメリットとデメリットについて調査しました。
モルタル外壁に代わるおすすめの外壁素材についても紹介するので、最後まで記事をチェックしてください!
モルタル外壁とは?
モルタル外壁は、セメントに水と砂を混ぜた素材のことで、外壁として使用される他、レンガの接着剤などとしても使用されます。
1970年頃から1980年代にかけて大流行した外壁素材でもあります。
モルタルは柔軟性があるので、壁にコテを使って塗っていく方法で使用されることが多いです。
一時期は一世を風靡したモルタル外壁ですが、現在は外壁素材の1%にも満たないとのこと。
モルタル外壁の需要が減ってしまった理由は、モルタル外壁よりも人気の壁材が出てきたということがあげられます。
弊社では、モルタル外壁への塗装も行っております。
弊社で施工させていただいたモルタル外壁の塗装については、こちらの記事をご覧ください。
モルタル外壁のメリット
モルタル外壁のメリットについて見ていきましょう。
モルタル外壁は、柔軟性があるため、さまざまなデザインに対応しやすいというメリットがあります。
色を変えたり模様を付けたりということもできるため、使い方によっては、さまざまな雰囲気の壁にすることが可能です。
モルタル外壁は、以下のような仕上げ方法があり、それぞれ雰囲気が異なります。
- 吹き付けタイル
モルタル外壁の仕上げ方法には、吹きつけタイルというものがあります。吹きつけタイルといっても、タイルを貼り付けたりするものではありません。少し前の住宅によく見られたでこぼことした壁のことです。けい砂、寒水石、軽量骨材などの材料を、タイルガンという道具を使って吹き付けます。吹き付けタイルで仕上げたモルタル外壁は、他の仕上げに比べるとひび割れがしにくいというメリットがあります。
- リシン仕上げ
リシン仕上げは、モルタル壁材の材料に、樹脂やセメント、着色剤などを混ぜて吹き付けることを言います。吹き付けタイルよりも落ち着いた雰囲気で、和風建築の家などによく合います。
- スタッコ仕上げ
スタッコ仕上げは、石灰と水、セメント、砂などを混ぜた材料をモルタル壁に塗って仕上げることを言います。一軒家だけではなく、マンションの壁やブロック塀などにも使用されています。
モルタルの原料はセメントと砂と水だけなので、燃えても有毒物質を排出しないというメリットもあります。
さらにモルタルは強度があるので、台風などの際に物が飛んできてぶつかったとしても破損することがありません。
モルタル外壁のデメリット
モルタル外壁のデメリットについても見ていきましょう。
モルタル外壁のデメリットとしては、ひび割れが起こりやすいということがあげられます。
モルタル外壁にひび割れが起こると、雨漏りなど、家屋の劣化の原因となってしまいます。
また、見た目的にも建物の劣化がわかりやすくなってしまうというデメリットもあります。
モルタル外壁とひび割れは、その性質上、切っても切り離せない関係なので、ひび割れが起こったらメンテナンスを行うようにしましょう。
弊社では、モルタル外壁のクラック(ひび割れ)補修なども行っておりますので、現在の外壁がモルタル外壁でメンテナンスが必要な場合もお気軽にご相談ください!
他にもモルタル外壁のデメリットとしては、凹凸がある形状なので、カビが生えやすいということがあります。
モルタル外壁の耐用年数は30年となっていますが、これはこまめなメンテナンスを行うことが前提の耐用年数です。
モルタル外壁は、定期的なメンテナンスによってそのメリットを生かすことができます。
弊社では、プロの診断士による外壁の無料診断を行っていますので、外壁の劣化が気になり始めたらぜひご利用ください!
モルタル外壁に代わる外壁素材は?
現在の外壁素材の主流は、モルタルではありません。
過去には人気ナンバーワンだったモルタルに代わって人気を集めているのが、サイディング材です。
サイディング材というのは、カバー工法をという工法を用いて、現在ある壁の上から貼り付ける壁材のことです。
サイディング材は、モルタル壁の上から貼り付けることも可能です。
元にある壁材の上から貼り付けるため、工期が短く、費用も安くて済むというのがメリットです。
ただ、元の壁材の劣化が激しい場合は、元の壁材の撤去や補修などが必要になることがあります。
サイディングの壁材には、以下の4種類があります。
- 窯業系
セメント質原料、繊維質原料などから作られ、デザインが豊富で価格もリーズナブルということで人気があります。現在使われているサイディング壁材の多くは窯業系です。
- 金属系
ガルバリウムやアルミニウム、ステンレスなどの鋼材を原料とした壁材。長期間メンテナンスが必要ないことで人気。ただ、価格は他の壁材よりも少し高めになっています。
- 木質系
天然の木を材料とした壁材です。天然の木なので、定期的なメンテナンスが必要。料金も窯業系に比べると高めの設定になっています。
- 樹脂系
アメリカでは壁材の50%以上のシェアを誇る人気の壁材です。樹脂が素材となっているので、凍害や塩害に強く、メンテナンスが少なくて済むのがメリットです。
サイディング材のカバー工法について詳しく紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。
モルタルにも多くのメリットはあるが、現在はサイディング材が主流に!
モルタル外壁のメリットとデメリットについて紹介してきました。
モルタル外壁は、1970年代から1980年代にかけて人気のあった壁材ですが、現在は全体の1割以下にまで減っています。
モルタル外壁の人気が衰えてしまった理由は、ひび割れがしやすいことと、コストやデザイン面で優れているサイディング材が登場したということが大きいです。
弊社ではモルタル外壁のひび割れ補修はもちろん、サイディング材によるカバー工法も承っております。
お客様のご予算やご希望に合わせたご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください!
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