外壁塗装ブログ

外壁に付いた雨だれの原因とは?対策についても紹介

投稿日:2024.11.23 更新日:2024.11.29

外壁に付いた雨だれの原因とは?対策についても紹介

外壁に付着している黒い筋状のものを「雨だれ」と言います。

雨だれは、空気中にあるホコリや排気ガスが外壁に付着し続けることで発生します。

美観が損なわれるだけでなく、住宅そのものにも影響が出てくる可能性があるためメンテナンスが必要です。

この記事では、外壁に雨だれが発生する原因や発生しやすい場所・雨だれを防ぐ方法などを解説します。

 

 

外壁に雨だれが発生する原因

外壁に付いた雨だれの原因とは?対策についても紹介

外壁に雨だれが発生する原因について詳しく解説します。

 

空気中にあるホコリや排気ガス

ホコリや排気ガスなどの汚れは、外壁に付着しても雨によってある程度洗い落とされます。

しかし、完全に汚れを洗い落とせることはできません。

外壁に残ってしまった汚れが外壁をつたうことで雨だれが発生してしまうのです。

雨だれは時間が経つにつれ落ちにくくなります。

特に交通量の多い大都市では、外壁に汚れが付着しやすいです。

 

塗料の撥水機能の低下

外壁の経年劣化の影響により、塗料の撥水機能が低下し雨だれが発生してしまいます。

撥水性とは水をはじく性質のことです。

例えば、撥水性に優れた外壁は、ホコリや泥などの汚れを弾いてくれます。

一方、撥水性が低下した外壁の場合、弾くことができず外壁に汚れが付着してしまうのです。

築10年程の外壁塗料は撥水性が弱まっているため、雨だれがどんどん目立つようになります。

 

 

 

外壁に雨だれがつきやすい場所

外壁に付いた雨だれの原因とは?対策についても紹介

雨だれが発生しやすい所を紹介します。

 

屋根の軒先

軒先は、屋根からの雨水が外壁を流れ落ちるため汚れがつきやすい部分です。

排水整備がない場合や何かの原因で詰まってしまっていると、雨だれが発生しやすいです。

 

雨樋周辺

落ち葉やゴミなどが雨樋に溜まり詰まっていると、外壁に雨だれがつきやすくなります。

 

窓下

窓枠に雨水が溜まり、外壁を流れ落ちることで雨だれが発生します。

特に、窓枠が劣化している場合や台風の通過後などには、窓の排水がうまく機能していない場合に汚れが溜まりやすいです。

 

ベランダやバルコニー

ベランダやバルコニーの排水が不十分な場合、そこから流れ落ちる雨水が外壁を伝って流れることで雨だれが発生します。

 

エアコンの室外機周辺

室外機に取り付けてあるトレントホースから排出された水が、外壁に伝わり雨だれが発生するケースです。

特に室外機が設置されている場所には注意が必要です。

 

外壁の接合部分

外壁の継ぎ目部分には特に雨水が溜まりやすいです。

特に、コーキング材の劣化や隙間が空いてしまった場合には、業者に依頼し早めのメンテナンスをおこないましょう。

 

 

外壁に付着した雨だれを落とす方法

外壁に付いた雨だれの原因とは?対策についても紹介

雨だれを落とす方法を紹介します。

汚れ具合により落とし方が異なりますので、注意してください。

 

中性洗剤を使用する

効果的に軽度の汚れを落とす方法として、中性洗剤がおすすめです。

作業に入る前に、あらかじめ中性洗剤をぬるま湯に溶かしてください。

はじめにホースで外壁についたホコリや泥を洗い流します。

次に、スポンジに洗浄液をつけ、優しくさすりながら汚れを落とします。

強く擦ってしまうと外壁自体を傷つける恐れがあるため、注意が必要です。

最後に、雑巾やタオルでしっかりと水分を拭き取ってください。

 

高圧洗浄で汚れを落とす

高圧洗浄を使用するメリットは、落ちにくい汚れを水の圧力で有効に除去できることです。
しかし、強力な圧力のため、外壁のひび割れした劣化部分に使用すると建物内部に水が侵入してしまう恐れがあります。
また、サイディングやモルタル・ALC外壁に高圧洗浄機を使うと、外壁材や塗膜が剥がれてしまう可能性があるため注意が必要です。

 

 

外壁に付着する雨だれを防ぐ方法

外壁に付いた雨だれの原因とは?対策についても紹介

外壁の雨だれは、一度綺麗にしたからといって永久に汚れが付着しないわけではありません。

雨だれを防ぐ方法は以下になります。

 

汚れにくい塗料を使用する

外壁塗料には、汚れがつきにくい塗料と汚れがつきやすい塗料があります。

汚れが付きにくい塗料は、低汚染塗料です。

低汚染塗料は親水性に優れていて、水と馴染みやすくなるのです。

また、汚れがついている外壁に雨が降った際、塗膜と雨水が馴染み汚れを洗い流してくれる利点があります。

一方、汚れがつきやすい塗料は弾性塗料です。

塗膜がゴムのような柔軟性があり、塗膜が伸縮しひび割れが発生するのを防ぐ働きがあります。

しかし、汚れが落ちにくく塗膜が伸縮するため、きめ細やかな凹凸部分にはよごれがたまりやすいです。

 

塗料については「取り扱い塗料一覧」をご覧ください。

 

水切りを取り付ける

水切りを取り付けることで、雨水が外壁に流れるのを防ぐ効果があります。

窓周辺は、特に汚れがつきやすい部分です。

窓周辺に水切りを取り付けることで、雨だれの発生を防げるだけでなく外壁を美しく保つことができます。

 

雨だれが目立ちにくい色の塗料を使う

選ぶ外壁塗装の色により汚れが目立ちにくくなります。

人気の塗料は、グレーです。

外壁に付着する汚れは、ダークグリーンをはじめ、イエローやブラウン・グレーなどほとんどが中間色です。

中間色を選ぶことで、砂ホコリや黒っぽい雨だれなどの汚れが目立ちにくくなります。

グレー以外にもアイボリーやベージュ・ライトブラウンは、汚れが目立ちにくく人気があります。

 

 

まとめ

雨だれはホコリや排気ガス、塗膜の撥水性が低下したことが原因で起こります。

そのまま放置することで塗膜にひび割れなどが生じ、そこから雨水が侵入し雨漏りを引き起こしてしまう恐れがあります。

また、ホコリや排気ガスは、時間が経過するにつれ汚れが落ちにくくなってしまいます。

軽度の汚れであれば中性洗剤や高圧洗浄機で落とすことも可能ですが、汚れがひどい場合には自分で落とすことは難しいです。

外観の美観を保ち建物自体を維持するためにも、業者に依頼するようにしましょう。

*K*

 

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