外壁塗装ブログ

けらばと軒先はどう違う?それぞれの場所やメンテナンス方法を調査!

投稿日:2023.3.19 更新日:2024.2.22

屋根にはさまざまなパーツがあり、それぞれ名称がつけられています。

 

中には混同しやすいものもありますが、けらばと軒先もそのうちの一つです。

 

ケラバと軒先は、具体的にどう違うのでしょうか?

 

この記事では、けらばと軒先の場所やそれぞれのメンテナンス方法についても紹介しますので、最後まで記事をチェックしてください!

 

けらばと軒先の違いとは?

けらばと軒先はどう違う?それぞれの場所やメンテナンス方法を調査!(1)

 

まずは、けらばと軒先の違いについて見ていきましょう。けらばと軒先は、パーツの名前ではなく、どちらの屋根の部分の名称です。それぞれの特徴について、以下にまとめました。

 

けらばとは

 

けらばというのは、屋根の傾きのある側の端っこのことです。

 

屋根から少し突き出る形になっています。

 

切妻屋根や片流れ屋根の場合はけらばがありますが、傾斜のないタイプの屋根の場合、けらばはありません。

 

また、寄棟屋根や方形屋根など、四方向に傾斜のある屋根の場合も、けらばはありません。どの方向の屋根の端っこも、すべて軒先となります。

 

傾斜のない屋根に関は、近年になって見られるようになったタイプです。かつては傾斜のないフラットな屋根はほとんどありませんでした。

 

その理由は、傾斜がなければ雨水や雪がたまってしまい、梅雨など、雨や雪などが降る季節のある日本では、屋根や家屋がすぐに劣化してしまうからです。

 

ただ、最近では防水の技術が進んだということもあり、フラットタイプの屋根も増えてきました。

 

弊社のけらば設置の工事の様子は、こちらからご確認いただけます。

 

軒先とは

 

軒先というのは、けらばとは逆に、屋根の傾斜のない部分の端っこのことです。

 

軒先側の屋根は、地面に対して平行なつくりになっています。

 

また、けらばには雨樋はついていませんが、軒先には雨樋がついているという特徴もあります。

 

けらばのない棟屋根や方形屋根は、すべての方向の端っこが軒先となるので、四方向に雨樋がついています。

 

けらばと軒先の役目

けらばと軒先はどう違う?それぞれの場所やメンテナンス方法を調査!(2)

 

 

では、けらばと軒先の役目についても見ていきましょう。

 

けらばと軒先は呼ばれ方や場所は違いますが、実は役目はほぼ同じです。

 

けらばと軒先には、以下のような役割があります。

 

外壁を紫外線から守る

 

けらばと軒先は、屋根から少し出っ張っていることで、外壁に当たる紫外線を減らす効果があります。

 

けらばや軒先がなければ、外壁に対する紫外線の影響は大きくなってしまいます。

 

最近では、デザインを優先してけらばや軒先がほとんど出っ張っていない屋根もありますが、効果を考えると、けらばや軒先はある程度屋根から突き出ているのが理想です。

 

外壁や窓を雨水から守る

 

けらばと軒先には、外壁や窓を雨水から守る働きもあります。

 

横殴りの雨の場合など、屋根だけでは防ぎきれない暴風雨の際、けらばや軒先があることで、外壁や窓が雨水に濡れにくくなります。

 

外壁や窓が雨水に晒されるのは仕方がありませんが、できるだけ少ない方が、当然ですが劣化もしにくくなります。

 

雨水や紫外線による劣化が進むと、雨漏りなどの症状が出てしまいますので、けらばや軒先の役割はとても大きなものです。

 

季節によって日差しを調整する

 

けらばや軒先は、季節により日差しを調整するという働きもあります。

 

たとえば夏の場合、強すぎる日差しを和らげてくれるので、特に2階の室温があがりにくく、省エネにもなるというメリットがあります。

 

冬の寒い日の場合は、けらばや軒先があっても、冬の日射角度ならきちんと日差しが届くので心配ありません。

 

けらばと軒先の素材は?

けらばと軒先はどう違う?それぞれの場所やメンテナンス方法を調査!(3)

 

けらばと軒先にはどのような素材が使用されているのかについてもみていきましょう。

 

けらばや軒先はパーツの名前ではなく部分の名称なので、使用されている素材は、屋根によって異なります。

 

瓦屋根の場合は、けらばや軒先にも瓦が使用されており、ガルバリウム鋼板の場合は、けらばや軒先の素材もガルバリウム鋼板です。

 

屋根材として人気があるのはガルバリウム鋼板で、耐用年数が長いこととメンテナンスの手間が少なくて済むのが人気の秘密です。

 

弊社のガルバリウム鋼板の屋根カバー工法を紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。

 

けらばと軒先のメンテナンス方法

けらばと軒先はどう違う?それぞれの場所やメンテナンス方法を調査!(4)

 

けらばと軒先のメンテナンス方法ですが、これもそれぞれの屋根材によって異なります。

 

たとえば、瓦屋根の場合で塗装のメンテナンスを行う場合は、けらばや軒先も塗装を行ってメンテナンスします。

 

サイディング材の張り替えなど、カバー工法の際には、けらばや軒先も新しい屋根材に張り替えることでメンテナンスすることになります。

 

弊社では、屋根の葺き替えから塗装、カバー工法など、各種のメンテナンスを承っております。

 

屋根の耐用年数は素材によっても異なりますが、築8年〜12年を経過したら、一度点検を行うのがおすすめです。

 

けらばと軒先はどちらも屋根の端のことで、家屋を守る大事な場所!

けらばと軒先はどう違う?それぞれの場所やメンテナンス方法を調査!(6)

 

屋根のけらばと軒先について紹介してきました。

 

けらばと軒先は屋根のパーツの名称ではなく、屋根の部分の名称です。

 

けらばと軒先の役割はほぼ同じで、外壁を雨風や紫外線から守ったり、日差しを調整する働きがあります。

 

混同されやすいけらばと軒先ですが、屋根の雨樋のあるほうの端っこだと覚えておくとわかりやすいです。

 

弊社では、国家資格を取得したプロによる屋根・外壁の無料診断を行っておりますので、お気軽にご利用ください!

 

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