外壁塗装ブログ

見積もりにある「付帯部」って何?塗装した方がいい?

投稿日:2022.2.28 更新日:2024.2.22

見積もりの「付帯部」って何?塗装した方がいい? (3)

外壁塗装や屋根塗装の見積もり書を作成してもらうと、「付帯部」という記載があることが多いと思います。

付帯部は「ふたいぶ」と読むのですが、あまり聞きなじみのない言葉ではないでしょうか。

「よくわからないけど、業者に任せておけば大丈夫だろう」と任せてしまうと、完工後にトラブルになるかもしれません。

満足のいく塗装工事となるよう、付帯部塗装についても知っておきましょう。

 

【付帯部(ふたいぶ)とは何か】

見積もりの「付帯部」って何?塗装した方がいい? (3)

付帯部は、ざっくり言うとお住まいの屋根と外壁以外の部材を指します。

お住まいは屋根や外壁だけでなく、沢山が合わせられてできています。

 

具体的な付帯部を挙げると・・・

雨樋、雨戸、シャッターボックス、軒天井、鼻隠し、破風板、笠木、水切り、霧除け庇、換気フード、玄関ドア、ポストなどがあります。

 

見積書に「付帯部塗装」「付帯部一式」などの記載があったら、具体的にどの付帯部の施工をするのかを業者に確認しましょう。

工事が終わってから「この部分も塗装してくれると思った」とトラブルにならないよう、見積もりの段階で「付帯部とは、具体的にどの部分を塗装してもらえるのか」と質問しておきましょう。

 

なお、提出された見積書に「どの部分を塗装するか」具体的に記載する業者もいます。

しかし、どの部分を塗装するのか記載しない業者もいるので、その際は絶対に確認しておきましょう。

どこを塗装されるか知っておくことで、後々トラブルになるのを抑えられます。

 

【付帯部も塗装するべき?】

見積もりの「付帯部」って何?塗装した方がいい? (2)

「ひとまず今回は屋根と外壁だけ塗装してもらって、付帯部はまた別の機会に」とするとどうなるでしょう。

屋根と外壁だけはピカピカになって、他の箇所は汚れが残って悪目立ちします。

そうなるとお住まい全体が古びて見えてしまう事もあります。

 

銅の雨樋など、もともと丈夫な素材でできている場合は耐候性の向上はあまり見込めません。

しかし、美観目的で塗装をご依頼される方がほとんどです。

 

また、大抵の付帯部は塗膜が紫外線や雨風から部材を保護しています。

塗膜が劣化すれば耐光性が低下し、部材自体が傷むようになり、寿命が縮んでしまいます。

部材が腐食したり、サビが発生すると塗装工事では補修しきれずに大掛かりな工事が必要になる事も。

交換は塗装よりも費用がはるかに高くなります。

さらに、お住まいの構造によってはその部分を外して取り付けるだけでなく、後ろの部材も丸ごと交換しないといけないケースもあるので軽視できません。

 

また、付帯部の劣化を放置し続けることで思わぬトラブルに発展するケースもあります。

例えば軒天井の劣化が進行すると、軒天井自体が剥がれたり穴が空いて、そこに害獣が住み着いてしまうかもしれません。

破風板や鼻隠しが剥がれて穴が空けば、そこから雨水が侵入し、雨漏りになります。

 

雨漏りは天井からポタポタ雨水が落ちるだけを言いません。

雨漏りは建物の内部に雨水が侵入することをいい、木部は腐食し鉄部は錆びます。

木部が濡れればシロアリが寄ってきて部材を食べてしまい、カビが生えれば体にも悪い影響を及ぼします。

お住まいだけでなくご家族の為にも、付帯部を大切に保護することをオススメします。

「こんな症状が?屋根に登らなくてもわかる雨漏りのサイン」はコチラ

 

もう1つ、外壁や屋根塗装のと一緒に付帯部もした方がいい理由があります。

それは足場代がかかることです。

屋根や外壁のような高所での塗装工事は、足場が欠かせません。

足場代は、一般的な大きさ(30坪)のお宅で20~25万円程かかります。

塗装工事の都度、足場を組み立てていては大変な金額になります。

玄関ドアのような低い場所の付帯部塗装なら足場は必要はないのですが、軒天井、雨樋などの高所の作業は足場を組まなければなりません。

その為、付帯部はできるだけ一緒に塗装することでお住まいのメンテナンスにかかるトータルコストを抑えられます。

「外壁塗装と屋根塗装はセットでおトク」は、こちらのページです。

 

【外壁塗装と一緒に塗装するべき付帯部はどこ?】

見積もりの「付帯部」って何?塗装した方がいい? (1)

では、具体的にどの部材を一緒に塗装するべきか、その理由と一緒に解説します。

 

・雨樋

外壁塗装でせっかく外壁が綺麗になっても、長い部材である雨樋がボロボロだとお住まい全体が古びて見えます。

多くの雨樋は塩ビ製で、塗装によって耐候性を高めることができます。

雨樋の寿命を延ばすためにも、定期的に塗り替えましょう。

 

・幕板(帯板)

デザイン性を向上させるために1階と2階の境界や、お住まいの縦に取り付けられている長い板です。

ひび割れや塗膜が剥がれると、幕板から雨漏りに発展する可能性があります。

外壁の一部のようなものなので、外壁塗装の際には幕板も塗装しましょう。

 

・軒天井

軒天井は紫外線が当たりにくいジメジメした場所なので、カビが繁殖しやすい環境です。

汚れが付着していたり、塗膜が剥がれている場合は塗装をご検討ください。

特に軒天井にシミができている場合は雨漏りのサインかもしれません。

シミを見つけたら早めに調査をご依頼される事をオススメします。

 

・鼻隠し、破風板

鼻隠しや破風板は、屋根の先端にあるので劣化しやすい部分です。

劣化を放置すると雨漏りに発展することもあるので、定期的に塗装をして保護してあげましょう。

 

【塗装工事のことなら四葉建装へ!】

塗装工事は屋根・外壁にばかり注目しがちですが、付帯部も大事なお住まいの一部です。

四葉建装では、無料現場調査でどの部分の塗装が必要かを提案します。

お見積りも無料ですので、「塗装が必要かな?」と思ったらお気軽に当社にご相談ください(^^)/

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