外壁塗装の足場には種類がある?足場の必要性についても解説!
投稿日:2023.10.29 更新日:2024.2.22
外壁塗装や屋根塗装を行う際には、足場を設置します。
足場には種類があることをご存知でしょうか?
この記事では、足場の種類や足場を設置する理由などについて詳しくご紹介します。
足場の設置費用の相場についても解説するので、最後まで記事をチェックして下さいね!
足場とは
外壁塗装を行う際に、必ず設置されるのが足場です。
足場というのは、外壁や屋根を塗装する際に、職人が足がかりとする場所のことです。
足場に乗りながら、職人は塗装の作業を行います。
そのため、足場は安全性に最大限配慮されたものになっています。
外壁塗装や屋根塗装を行う際には、屋根の上までの高さの足場が設置されます。
さらに足場を設置後にはメッシュのシートがかけられ、建物がすっぽりとシートに覆われた形になります。
メッシュのシートは強風の際などには危険が伴うので、たたむことも可能です。
弊社で施工させて頂いた工事の足場設置の様子は、こちらからご確認いただけます。
足場の種類
足場の種類についても詳しく見ていきましょう。
外壁塗装などの現場で使用される足場には、以下のものがあります。
くさび式足場
くさび式足場は、くさび緊結式足場・ビケ足場とも呼ばれます。
くさびというのはハンマーのことで、くさび式足場はハンマーで部品を打ち込んで組み立てる足場のことです。
組み立てや解体が簡単だというメリットがあり、複雑な形状の建物にも対応できます。
かつては戸建て住宅などでよく使われていましたが、最近は中層建築・高層建築でも使用されることがあります。
枠組み足場
枠組み足場は、鋼管を溶接した作った建枠をメインにした足場で、他にも様々な部品を組み合わせて組み立てます。
高層建築などの現場でもよく利用されている足場で、組み立てる際にハンマーを使用しないので、音が気にならないのもメリットです。
軽くて強度が高く、組み立ても解体も簡単なので、さまざまな建築現場で利用されています。
単管足場
単管足場は、以前は丸太を使用して組み立てられていましたが、現在は直径48.6mmの鋼管を使用しています。
クランプと呼ばれる金具を接続し、さらにボルトで固定するという組み立て方法なので、他の足場に比べると組み立てに時間がかかりのがデメリットです。
ただ複雑な形状の場所や狭い場所でも組み立てられるので、DIYなどで使用する人もいます。
吊り足場
吊り足場は、下から組み立てていく他の足場とは違って、上から吊り下げて固定する足場のことです。
橋梁やプラントなどの大がかりな現場でよく利用されています。
足場を組み立てる際にはクレーンなどの重機が必要なので、小さな現場で使われることはありません。
足場の設置の難易度が他の足場に比べて高いこともあり、「足場の組立て等作業主任者」をおく必要があります。
移動式足場
移動式足場はローリングタワーとも呼ばれ、下部にキャスターがついた足場のことです。
組み立てた後はキャスターで移動させることができるので、作業効率が非常に良い足場として人気があります。
作業中にはブレーキをかけるので、キャスターが動いたりという心配はありません。
また作業スペースが広く、高さを変えることも可能なので、高所での作業も大丈夫です。
足場を設置する理由
外壁塗装や屋根塗装の際に足場を設置する理由について見ていきましょう。
塗装の際に足場を設置しなければならない理由は、以下の通りです。
法律で定められているので
厚労省の「労働安全衛生規則」では、「2メートル以上の高所作業では安全な足場を設ける必要がある」と定めています。
外壁塗装や屋根塗装の際には、2メートル以上の高所での作業が必須です。
そのため、法律に則って塗装の際には必ず足場を設置します。
高所での作業を安全に行うため
外壁塗装や屋根塗装で足場を設置するのは、高所での作業を安全に行うためです。
屋根はもちろん、外壁も2階部分などは高所になります。
高所での安全を確保するためには、しっかりとした足場を設置することが必要です。
足場があることで、落下などの事故から職人を守ります。
作業効率アップのため
外壁塗装などで足場を設置するのは、作業効率アップのためという理由もあります。
足下がしっかりしない場所では、職人は自分のスキルを生かし切れません。
足下が足場で安定していれば施工ミスも防ぎ、職人も自分のスキルをしっかり発揮することができます。
また丁寧に落ち着いて作業ができるので、塗装の仕上がりのクオリティもアップします。
塗料や埃・水の飛散防止のため
外壁塗装や屋根塗装で設置される足場には、飛散防止のためのメッシュのシートが取り付けられます。
このメッシュのシートによって、作業の際の粉塵や埃、高圧洗浄の水、塗料などが飛び散るのを防ぎます。
万が一にも粉塵や高圧洗浄時に発生した泥水が飛び散ってしまった場合、ご近所の方にご迷惑をかけることにもなってしまいます。
そのため、足場には必ずメッシュのシートの設置が必要です。
高所に建材や道具を運ぶため
外壁塗装や屋根塗装では、作業道具や建材を高所に運ぶ必要があります。
足場がなければ、クレーンなどで吊り下げて運んだり、ロープで吊して運ぶなどしなくてはなりません。
足場があれば、職人が自分の手で持って作業場所まで安全に運ぶことができます。
足場設置の相場費用は?
外壁塗装や屋根塗装で足場を設置する際には、費用も気になるところですよね。
足場の費用相場は、1㎡あたり600円〜800円程度となっています。
また飛散防止ネットの費用相場は、1㎡あたり100円〜200円となっています。
一般的な二階建ての戸建て住宅の場合の足場設置費用の相場は、20万円前後ということが多いです。
足場の設置も含めた外壁塗装の費用相場については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
足場の設置は塗装を安全にクオリティ高く仕上げるために必須!
外壁塗装や屋根塗装の現場での足場の設置についてご紹介してきました。
外壁塗装や屋根塗装は高所での作業があるため、法律でも定められており、安全を確保するために足場の設置は必須です。
また、足場を設置することで職人がスキルをしっかり発揮でき、塗装のクオリティもアップします。
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