張り替えよりリーズナブルなカバー工法って?メリットとデメリットを紹介!
投稿日:2022.9.21 更新日:2024.2.22
張り替えよりもリーズナブルな外壁リフォームの方法として、カバー工法が注目を集めています。
カバー工法とはどのようなものなのかについて詳しく紹介しますので、最後まで記事をチェックしてください!
カバー工法って?
カバー工法というのは、元々ある外壁の上から外壁材を貼るという外壁リフォームの方法です。
カバー工法に用いられる主な外壁材として、サイディング材があります。サイディング材を用いたカバー工法をサイディングカバー工法と言います。
この工法は、外壁を張り替えるよりも価格がリーズナブルだということで人気があります。
また、元の外壁をそのままにして上から壁材を貼るという工法なので、工期が短くて済むというメリットもあります。
外壁リフォームを安く、そして早く済ませたいと考える人に、この工法はとても人気です。
サイディング材は、カバー工法だけではなく、張り替え用の素材として使用することも可能です。
ただ、料金はカバー工法のほうがかなり安くなり、張り替えの場合は高くなります。
弊社で行ったサイディングカバー工法に関する記事「千葉県習志野市 M様邸 外壁塗装、玄関・カバー工法、サイディング取り付け」はこちらからご確認いただけます。
カバー工法と張り替えの違い
サイディングカバー工法と、元の壁をはりかえる方法とはどのように違うのでしょうか?
張り替えとカバー工法の違いについて、表にまとめてみました。
張り替え |
カバー工法 |
|
耐用年数 |
30年〜40年 |
30年〜40年 |
工期 |
約7日 |
約4日 |
価格 |
元の壁材を剥がす手間の分、張り替えより高くなる |
元の壁材の上から貼るため、張り替えよりも安い |
塗装などのメンテナンス |
必要 |
必要 |
カバー工法は、張り替えよりも工期が短く、費用が安く済むという特徴があります。
ただ、どちらも耐用年数は30年〜40年となっており、途中で塗装などのメンテナンスは必要です。
後ほど紹介するカバー工法と張り替えのメリットとデメリットもそれぞれ比較し、最適のリフォーム方法を選んでください。
弊社では、外壁の塗り替え作業も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
サイディング材の種類
サイディング材の種類についても見ていきましょう。サイディング材には、さまざまな種類があります。
以下にサイディングに使用する壁材の種類をまとめました。
素材 |
特徴 |
|
窯業系 |
セメントに繊維を配合し、窯で焼いて仕上げる |
タイル柄や木目調など、デザインの選択肢が多い |
金属系 |
ウレタンなどを心材とし、裏にはアルミシートなどを使う |
窯業系の4分の1程度の軽さで凍害に強い |
樹脂系 |
強度のある樹脂素材を使用 |
錆びや塩害、凍害に強く、変色もしにくい |
木質系 |
天然の樹に塗装を施している |
自然の質感が感じられ、ぬくもりのある仕上がりになる |
上記のように、さまざまなデザインから壁材を選ぶことができるのも人気の秘密です。
弊社でも、「ケイミュー 金属サイディング はる・一番」など、さまざまな素材のサイディング材を取り扱っています。
カバー工法と張り替えのメリットとデメリット
続いては、カバー工法と張り替えのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
カバー工法と張り替えには、それぞれメリットとデメリットがあります。
双方の工法のメリットとデメリットについて、詳しく紹介します。
【カバー工法のメリット】
・元の壁材の上からサイディング材を張るので、料金が安く済む
・元の壁材を撤去する必要がないので、工期が短くて済む
・外壁を重ねることになるので、断熱性や防音性のアップに期待ができる
【カバー工法のデメリット】
・元の上から壁を重ねるため、壁の内側に結露が発生する可能性がある
・建物の総重量が増加するため、地震で揺れやすくなる
・外壁の下地材を取り替えることができない
結露が発生することへの対策として、壁の内部に空気の通り道を作るというものがあります。
壁の中の暖かい空気を、空気の通り道を作って上に逃がし、屋根との隙間から放出することで、結露を防ぐことが可能です。
また、地震で揺れやすくなる対策としては、サイディング材をできるだけ軽いものにするということがあげられます。
金属系や樹脂系のサイディング材は軽量なので、地震の揺れが気になる場合はこららの壁材を選択するのも1つの手です。
【張り替えのメリット】
・外壁の下地材が腐食していた場合、一緒に取り替えることができる
・元の壁材を取り除くので、重量のある窯業系のサイディング材を選択することができる
【張り替えのデメリット】
・元の壁材を撤去、処分する費用が発生する
・カバー工法に比べると、工期が長くなってしまう
カバー工法と張り替えにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、どちらを選ぶのが良いかは各家によって異なってきます。
弊社では、国家資格を持つスタッフによる無料診断を行っています。
補修が必要な部分、今は補修が必要なくても数年のうちに必要になる可能性のある部分などをカメラで撮影し、お客様に1つ1つご確認いただいております。
そしてお客様の要望をお聞きし、調査結果を踏まえた上で最適のご提案をさせていただきます。
弊社の金属サイディングカバー工法の紹介は、こちらからご確認ください。
サイディングカバー工法はリーズナブルな外壁リフォーム法
張り替えよりもリーズナブルに外壁リフォームができるカバー工法について紹介してきました。
サイディング材を用いるサイディングカバー工法は、元の壁を残したまま上から壁材を張るという工法なので、張り替えよりも料金がお得で工期が短くなるのが特徴です。
ただ、サイディングカバー工法には、メリットも多いですがデメリットもあります。
自分の家がどちらの工法を用いれば良いのかは、信頼のできるプロに相談するのがおすすめです。
そろそろ外壁が色あせてきたな、壁にひび割れが見られるようになってきたなと感じたら、外壁リフォームをご検討ください!
#Y#