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クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

投稿日:2024.7.20 更新日:2024.8.4

クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

近年、塗装においてクリア塗装が話題となっています。
クリア塗装とは、色付き塗料のように色のもとになる顔料が入ってない、無色透明な塗料です。
そのため、色付きの塗料と同じように考えて塗装してしまうと、後々不具合が起きる恐れがあります。
そこで本記事では、クリア塗装とはどんな特徴を持った塗料なのか?向いている場合と向いていない場合はあるのか?などを紹介します。

 

 

クリア塗装のメリット

クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

クリア塗装のメリットは以下の3つです。

・チョーキングが発生しない
・塗装回数が少ない
・壁材の質感を活かせる

 

チョーキングが発生しない

クリア塗装はチョーキングが発生しません。
チョーキングは、紫外線や雨風が原因で塗料に含まれる顔料が粉状になる現象です。
色付き塗料はチョーキングが起きるのですが、クリア塗装は顔料が含まれていないのでチョーキングが起きません。

 

塗装回数が少ない

クリア塗装は、色付き塗装と比べると塗装回数が少ないです。
色付き塗装は下塗り、中塗り、上塗りの計3工程がありますが、クリア塗装は中塗りと上塗りの2工程で済みます。
塗装回数が少ないと作業の手間や塗料の量が少なくて済むので、工事費が安くなる場合が多いです。

 

壁材の質感を活かせる

クリア塗装は、無色透明な塗料なので壁材の質感を活かせる塗料です。
近年はデザインにこだわっている壁材が多いので、もともとの質感を活かした仕上がりになります。
また、クリア塗装をすると壁材にツヤや光沢を出せるので、既存の雰囲気を壊さずに高級感を出せるでしょう。

 

クリア塗装のデメリット

クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

クリア塗装のデメリットは以下の2つです。

・壁材の状態が目立つ
・コーキング部分には塗装できない

 

壁材の状態が目立つ

クリア塗装は無色透明なため、壁材の状態がハッキリとわかります。
そのため、塗装前にカビや藻などがある状態でクリア塗装をすると、壁材の汚さが透けて見えやすくなるのです。
また、コーキング材を使用し傷やひび割れ箇所を塞いだ場合、補修した跡が隠せずに目立ってしまう場合もあります。

 

コーキング部分には塗装できない

クリア塗装は、コーキング部分には塗装できません。
コーキングとは壁材の隙間に用いられるゴム素材のものであり、水漏れなどを防ぐ役割があります。
しかし、クリア塗装をコーキング部にすると、塗膜の剥がれや割れが起きて雨水が侵入してしまいます。
そのため、コーキング部分を養生してクリア塗装がつかないようにすることが大切です。

 

 

クリア塗装の種類

クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

クリア塗装は以下の4つの種類があり、耐用年数が変わってきます。

・アクリル系(耐用年数:5~8年)
・ウレタン系(耐用年数:8~10年)
・シリコン系(耐用年数:10~12年)
・フッ素系(耐用年数:12~15年)

コストと耐用年数のバランスが取れているのがシリコン系のクリア塗装であり、もっとも人気があります。
ただし、コスト面が気になる人は、部分的に耐用年数が短いアクリル系やウレタン系を選ぶのもおすすめです。
また、塗料の耐用年数は環境によって大きく変化しやすいので、壁材に雨風が当たりやすい場合は、耐用年数が最も高いフッ素系のクリア塗装を選ぶとよいでしょう。

 

 

クリア塗装はツヤあり、ツヤ消しのどちらがいいか?

クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

クリア塗装は、ツヤありとツヤ消しの塗料があります。
ツヤありの塗料を使用すると、ツヤツヤした質感になり新築のような輝きになります。
また、表面がなめらかになるので、撥水性がよく汚れが溜まりにくいのも特徴です。

 

一方、ツヤ消しの塗料はマットな質感なので、あえてツヤ感を抑えたい人や、柔らかい雰囲気が好みの人に向いています。
しかし、ツヤありの塗料につや消し剤(薬剤)を混ぜて光沢を抑えているので、耐久性は落ちます。
特に見た目などのこだわりがない人は、耐久性が高い傾向にあるツヤありを選ぶとよいでしょう。

 

 

クリア塗装に向いている場合

クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

クリア塗装に向いている場合は、以下の2パターンです。

・デザイン性がある壁材
・劣化が少ない壁材

 

デザイン性がある壁材

クリア塗装は、デザイン性がある壁材に向いています。
もし、壁材に色付きの塗料を使用すると、せっかくのデザインが台無しになります。
一方で、クリア塗装は無色透明であるので、壁材のデザインをそのまま活かせるのです。
特に、レンガ調やタイル調などデザインが豊富な窯業系サイディングや、独特な質感が特徴なモルタルやコンクリートなどにクリア塗装を使うと、壁材の特徴を最大限に活かせます。

 

劣化が少ない壁材

クリア塗装は劣化が少ない壁材に向いています。
なぜなら、壁材が汚れやコケで汚れていたり、補修跡が多かったりする場合に無色透明なクリア塗装を塗ると、汚さが透けて見えやすいからです。
劣化の進行は環境やメンテナンスの違いで大きく差が出てくるので、クリア塗装を施す場合は、事前に壁材の状態を確認したほうがよいでしょう。

 

 

クリア塗装に向いていない場合

クリア塗装とは?色付きの塗料との違いやメリット・デメリットを紹介!

クリア塗装に向いている場合は、以下の3パターンです。

・劣化している壁材
・コーティングされている壁材
・金属系サイディング

 

劣化している壁材

クリア塗装は劣化している壁材には向いていません。
壁材が汚れやコケで汚れていたり、補修跡が多い場合に無色透明なクリア塗装を塗ると、透けて見えるからです。
そのため、劣化が激しい壁材には、クリア塗装ではなく色付き塗装を使用するとよいでしょう。

 

コーティングされている壁材

クリア塗装は光触媒や無機塗料、フッ素塗料などでコーティングしている壁材には向いていません。
コーティングされている壁材の上からクリア塗装をすると、密着しにくく早い段階で剥がれてしまうからです。
外壁材のメーカーカタログにはクリア塗装を禁止している記載があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

金属系サイディング

クリア塗装は、金属系サイディングには向いていません。
なぜなら、金属系サイディングは表面がつるつるしていて、クリア塗装が密着しにくいからです。
また、金属系サイディングは顔料が含まれる塗料でサビを防止しているため、顔料がないクリア塗装を塗るとサビやすくなるのです。
サビが発生すると壁材の耐水性や耐久性が落ちてしまうので、金属系サイディングに対応した塗料を選びましょう。

 

 

まとめ

クリア塗装は壁材の状況によりますが、適切な状態で使用すると短期間かつ安価に工事ができたり、壁材の質感を活かせたりするなど、メリットが多くある塗料です。
そのため、クリア塗装をするためには壁材の状態をよく確認しておく必要があります。
もし、クリア塗装に適しているのか不安な人は、業者に依頼して壁材の点検をおこなうと正しい判断をしてもらえます。

 

当社の外壁塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

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