外壁塗装ブログ

外壁塗装はいつするのがいい?塗装に向いている時期について解説します!

投稿日:2022.2.27 更新日:2024.2.22

外壁塗装はいつがいい? 塗装に向いている時期について解説します (1)

外壁は年月が経つにつれて汚れの付着、塗膜の剥がれ、カビや苔の繁殖などの劣化症状がでてきます。

長期に渡って劣化を放置すると、美観が低下するだけでなくお住まいの寿命を縮めるはめになります。

そのため、定期的に塗り替えて外壁を保護する必要があり、その目安は約10年に1度です。

 

あまり知られていませんが、外壁塗装には向いている時期とそうでない時期があります。

この記事では塗装工事をいつ行うべきか、向いている時期とそうでない時期について詳しくご紹介します。

これから外壁塗装をしようとお考えの方は、ぜひご参考になさってください。

 

【塗装の工程ができない条件とは】

外壁塗装はいつがいい? 塗装に向いている時期について解説します (2)

塗装工事は高圧洗浄やひび割れ補修などの下地処理後、塗装の工程に入ります。

 

まずお伝えしたいのが、「塗装の工程ができない条件がある」ということです。

塗装できない条件に当てはまってしまう場合は、塗装をする事はできません。

その条件と理由については以下のいずれかです。

①湿度が85%以上である

②気温が5度以下である

 

夜露や雨が降り、湿度が85%以上の場合。

または気温が5度以下の場合は塗装ができません。

 

なぜ塗装ができないかというと、その理由は「塗料が薄くなってしまうから」です。

塗料は希釈率というものが大変重要で、塗料メーカーが定めた希釈率で塗装しないとその塗料が持つ機能を最大限発揮することができません。

そのため、せっかく高いお金を払って塗装をしてもらっても意味がなくなってしまいます。

「塗料について」はコチラ

 

また、塗料を塗り終えた外壁に雨水が流れると模様のようになって汚い仕上がりになります。

更に十分に乾いてないまま重ね塗りをすると塗装工事から2~3年程度で塗膜が剥がれてしまったり、ひび割れなどの施工不良を起こす恐れもあります。

 

以上のことから塗料が乾燥しやすく、寒くない時期が塗装工事に向いています。

なお、雨が降っても塗装以外の工程(高圧洗浄など)で、できる工程もあります。

 

【塗装工事が向いている季節とは】

結論から言うと、外壁塗装に向いている季節は梅雨時でなく、乾燥しやすい春(4、5月頃)と秋(9月、10月頃)です。

塗装工事をするのに良い条件が揃う時期なので、失敗するケースが少なくなります。

ただ、塗装会社も繁忙期になるため、予約が取りにくかったり施工金額が高くなっている場合があります。

 

反対に塗装業者の閑散期はというと、冬(12~3月頃)です。

ただ、雪が多い地域を除き、施工管理がしっかりとしている業者なら一年を通して施工は可能です。

 

【季節別!メリット・デメリット】

外壁塗装はいつがいい? 塗装に向いている時期について解説します (1)

ここでは、季節ごとのメリットとデメリットをご紹介します。

「いつ頃塗装工事をお願いするか」とご検討される際、参考になさってください。

 

①春

メリット:塗装工事に大切な「乾燥」がしやすい時期なので、質の高い工事になりやすい

デメリット:業者によっては予約が埋まりやすいため、施工できない場合がある

 ※ご希望の業者がある場合は、2か月以上前に予約しておくことをオススメします。

 

②梅雨

メリット:梅雨の時期を避ける方が多いため、業者が値引きをしてくれる可能性がある

デメリット:雨の日が多く、施工スケジュールが延びる可能性が高い

 

③夏

メリット:塗装工事に大切な「乾燥」がしやすい時期なので、しっかりとした施工になる

デメリット:施工期間中、窓をビニールシートで養生するため窓を開けることができない場合がある

 

④秋

メリット:塗料が乾燥しやすいので、質の良い工事になる可能性が高くなる

デメリット:業者によっては予約が埋りやすいため、施工できない場合がある

 ※ご希望の業者がある場合は、2か月以上前に予約しておくことをオススメします。

 

⑤冬

メリット:寒い時期を避ける方が多いため、業者が割引を行っている場合がある

デメリット:気温が5度以下になる場合や夜露などで湿ってしまうと塗装の工程ができないため、施工スケジュールが延びる可能性が高くなる

 

【使用塗料別!期待耐用年数とは】

この記事の冒頭で、「塗装工事は約10年に1度が目安」とご紹介しました。

しかし、上記は平均の年数であり、具体的には既存塗膜の塗料やお住まいの環境などによって異なります。

使用塗料別の期待耐用年数は以下の通りです。

 

・アクリル塗料・・・約5~7年

・ウレタン塗料・・・約8~10年

・シリコン塗料・・・約10~15年

・ラジカル制御型塗料・・・約12~15年

・フッ素塗料・・・約15~20年

・光触媒塗料・・・約15~20年

・無機塗料・・・約20~25年

 

上記に記載した期待耐用年数は塗料メーカーが発表している年数です。

実際にはもう少し早く塗り替える必要な場合が多いです。

 

【劣化症状別!塗り替え時期】

外壁塗装はいつがいい? 塗装に向いている時期について解説します (3)

「塗装に向いている季節」や「塗料による耐用年数」を目安にすることも重要ですが、それらを無視してでも、発生している劣化症状によっては工事を早急に行う必要があります。

以下のような症状が見られる場合は、できるだけ早く業者に調査を依頼しましょう。

 

・雨漏り・・・一刻も早い工事が必要です。放置すればするほど、どんどんお住まいの寿命が縮んでしまいます。

 

・ひび割れ(クラック)・・・髪の毛の細さほどのひび割れであれば急いで補修しなくても問題ありませんが、大きなひび割れはできるだけ早く補修してもらいましょう。特に横方向にひび割れが起きている場合は雨水が内部に入り込みやすい状況ですので注意が必要です。

 

・塗膜の膨れ、剥離・・・塗膜に膨れや剥がれが起きている際は、劣化箇所から雨水が入り込む恐れがあります。

 

・シーリングの亀裂、剥離・・・サイディングボードの継ぎ目などに施されているシーリングは、劣化すると亀裂や剥離を起こします。長期間に渡ってその状態を放置し続けると、雨漏りに発展する恐れがあります。

 

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また、現場調査・お見積りは無料で行っておりますので、ぜひご利用ください(^^)/

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