太陽光パネルがある屋根を塗装するには?施工方法や注意点を解説
投稿日:2026.6.23
太陽光パネルを設置している住宅では、屋根の塗装はどうすればいいのか疑問に思う方は少なくないのではないでしょうか。
パネルがあっても屋根塗装は必要なのか、塗装するとしたら外したほうがいいのか、わからないことが多いと思います。
そこで本記事では太陽光パネル付きの屋根塗装について、施工方法から注意点、業者選びのポイントまで詳しく解説します。
太陽光パネルがあっても屋根塗装は必要?
結論からお伝えすると、太陽光パネルが設置してある住宅でも屋根塗装は必要です。
太陽光パネルが乗っていない面は常に雨風や紫外線にさらされており、表面の塗膜が劣化すると雨水を吸い込みやすくなって、屋根材の耐久性が低下します。
そのため、通常の屋根と同じように定期的な塗装メンテナンスは欠かせません。
屋根塗装の目安は約10年に一度です。
太陽光パネルの耐用年数は一般的に25〜30年以上で、屋根材の塗膜の寿命のほうがパネルの寿命よりも短く、放置すれば最終的には葺き替えやカバー工法が必要になってしまいます。
そうなるとパネルの脱着が必要になって費用がかかってしまいますが、早めにメンテナンスをおこなうことでコストを抑えることができます。
太陽光パネル付き屋根の塗装パターン
太陽光パネルがある屋根を塗装する方法は、「パネルを外さずに塗装する方法」と「パネルを一時脱着して全面塗装する方法」の2つがあります。
それぞれのメリット・デメリットを解説します。
パネルを外さずに塗装する
パネルを設置したまま、露出している屋根面だけを塗装します。
塗料や水が付いてはいけないため、パネルには養生シートをかけて保護します。
パネルを外さずに塗装するメリットは、パネルの脱着費用がかからず工期も短い点です。
一方、パネルの下の屋根材になにか問題があった場合には、確認して補修することができません。
また、露出部分はきれいになりますがパネル下はそのままの状態なので、将来パネルを撤去した際に屋根の色や状態に差が出るといったデメリットもあります。
パネルを一時脱着して全面塗装する
専門業者にパネルを取り外してもらい、屋根全体を均一に塗装する方法もあります。
その場合はパネル下の劣化補修も可能なので、防水性や耐久性が大幅に向上します。
屋根全体をきれいにメンテナンスできる点が大きなメリットです。
ただし、脱着費用が10万〜30万円ほどかかり、施工中は発電することができません。
また、メーカーによっては保証が失効するケースもあるため、事前確認が必須です。
保証期間中は脱着を避け、保証終了後であれば全面メンテナンスを検討するのがおすすめです。
屋根塗装はパネル設置前がおすすめ
太陽光パネルをすでに設置している場合は、そのまま塗装する方法か脱着してから塗装する方法になりますが、もし現在まだ太陽光パネルを設置していないのであれば、設置前に屋根塗装を済ませておくことがベストです。
設置前であれば塗装工事とパネル設置を同時進行することができ、1回分の足場費用の15万〜20万円を節約することができます。
足場を1回組むだけで屋根全体を均一に塗装することができるのです。
また、屋根材がすでに劣化しているにもかかわらず塗装をせずにパネルを設置すると、屋根材の寿命が短くなり、葺き替えなどの工事が必要になることもあります。
その際はパネルの脱着費用も発生するため、初期コストが大きく膨らんでしまいます。
当社の屋根塗装については、「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
太陽光パネルがある屋根を塗装する際の注意点
屋根に太陽光パネルが設置してある場合、さまざまなことに注意しなければいけません。
パネルに高圧洗浄機を使用しない
屋根塗装をおこなう前には、表面の汚れを落とすために高圧洗浄をおこないます。
ただし、パネルがある場合は注意が必要で、高圧洗浄機にはカルキを含む水道水が使われるため、この水がパネル表面に直接かかると性能が低下する可能性があります。
そのため、パネルには水が当たらないようにし、清掃が必要な場合はガラス用の中性洗剤を水で薄めて布で拭き取ることが大切です。
パネルに乗ったり道具をぶつけたりしない
太陽光パネルは見た目よりもデリケートで、職人が誤って踏んだり道具をぶつけたりするだけで割れてしまうことがあります。
そのため、太陽光パネルの取り扱い方法を熟知した塗装業者かどうかを、事前に確認しておくことが重要です。
塗装中は発電量が一時的に低下する
塗装する際におこなう養生によって、パネルが覆われている間は発電ができなくなります。
工期は高圧洗浄から仕上げまで2〜3日程度が目安ですが、天候によっては延びることもあるため、あらかじめ把握しておきましょう。
塗装完了後はパネルの発電状況を必ず確認する
工事完了後、足場が解体される前に発電量の確認をしておくことが大切です。
足場撤去後では細かな確認が難しくなるため、その前に配線の緩みやアンテナの接続状態に問題がないかも合わせてチェックしておくと安心です。
信頼できる業者の選び方
太陽光パネルが設置された屋根の塗装工事は、一般的な塗装とは異なる専門知識が求められます。
そのため、業者を選ぶ際は太陽光パネル付き屋根の施工実績があるか、保険や資格があるかなどを必ず確認しましょう。
また、複数社から見積もりを取って比較することも大切で、説明が丁寧で質問に誠実に答えてくれるかどうかも重要な判断基準になります。
まとめ
太陽光パネルが設置された屋根でも、定期的な塗装メンテナンスは不可欠です。
施工方法はパネルをそのままにする方法と一時撤去する方法の2種類があり、それぞれコストや仕上がりに違いがあります。
パネル付き屋根を塗装する際はパネルへの衝撃や高圧洗浄に注意し、実績のある専門業者へ依頼することが大切です。
早めのメンテナンスが、長期的なコスト削減と住宅を長持ちさせることにつながります。
*K*
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