シーリングの上に塗装をしても問題ない?先打ち工法と後打ち工法のメリット・デメリットとは?
投稿日:2026.3.27
サイディング外壁の目地にはシーリングが施工されており、塗り替えをおこなう際にはシーリング工事が欠かせません。
その際、塗装とシーリング工事はどちらを先におこなうかによって、品質や耐久性に大きな差が生まれます。
また、シーリングの上に塗装できるかどうかはシーリング材の種類によって異なり、間違った組み合わせで施工すると早期の剥がれや膨れといったトラブルにつながります。
本記事では、シーリングの役割や先打ち工法と後打ち工法の違い、そして注意すべきシーリング材の種類まで詳しく解説します。
そもそもシーリングとは?
シーリングとは、外壁材と外壁材の継ぎ目や、サッシまわりの隙間に充填する材料のことです。
コーキングと呼ばれることもありますが、外壁塗装の現場では同じものを指しています。
ゴムのような弾力性を持っているため、隙間をぴったりと埋めることで雨水や湿気が建物内部に浸入するのを防ぎます。
また、建物は地震や強風などによって揺れが繰り返されており、外壁材だけではこの動きに追従できずひび割れが生じます。
そこに弾力性を持つシーリングが入ることで、この動きを吸収するクッションの役割も果たしているのです。
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先打ち工法とは
先打ちとは、先にシーリングを目地に充填してから外壁の塗装をおこなう工法です。
外壁塗装工事では、この先打ち工法が一般的に多く採用されています。
先打ちのメリット
先打ちの最大のメリットは、見た目が美しく仕上がることです。
最終的にシーリングの上からも塗料が塗られるため、目地と外壁が同じ色で統一され、継ぎ目が目立たないすっきりとした外観に仕上がります。
また、塗膜がシーリングを覆うため、紫外線や雨水が直接シーリング材に当たりにくくなり、シーリングの劣化を抑える効果もあります。
先打ちのデメリット
先打ちのデメリットは、シーリングの上の塗膜が割れやすいという点です。
外壁は温度変化や地震などによって伸縮や変形を繰り返しますが、シーリングはその動きに追従して伸び縮みする一方、塗膜はその動きについていけずにひび割れが生じてしまうのです。
ひび割れは見栄えを悪くするだけではなく、雨水が浸入するリスクもあります。
先打ちをおこなう場合は、シーリングの動きに対応できる弾性塗料を使用することが、ひび割れを防ぐために重要になります。
後打ち工法とは
後打ちは、外壁の塗装を先に完了させてからシーリングを充填する工法です。
先打ちとは流れが逆になり、シーリングの上に塗膜がかからない状態で仕上がります。
後打ちのメリット
後打ちでは、先打ちで問題となる塗膜の割れが発生しない点が大きなメリットになります。
シーリングの上に塗膜がないため、外壁が動いてシーリングが伸縮しても塗膜が割れるという心配がありません。
また、塗装とシーリングの工程をわけて施工することができるため、塗料とシーリング材の相性を心配しなくて良く、それぞれで品質管理しやすいというメリットもあります。
後打ちのデメリット
後打ちのデメリットは、シーリングがむき出しの状態になっているため、直接紫外線や風雨にさらされてしまう点です。
塗膜で保護されない分、先打ちと比べるとシーリング自体の劣化が早まりやすく、メンテナンスの周期が短くなってしまいます。
また、塗装完了後にシーリングを充填するため、外壁と目地部分の色の差が生じやすく、先打ちよりも見た目の統一感が劣る場合があります。
後打ちをおこなう場合は、外壁の色に近いシーリング材の色を選び、高耐候性のノンブリードタイプのシーリング材を使用することが大切です。
上から塗装ができるシーリング材
変成シリコン系
外壁の目地やサッシまわりに最も使用されることが多いのが、変成シリコン系のシーリング材です。
弾力性が高く、外壁の伸縮や揺れへの追従するため、サイディング外壁の目地などに適しています。
塗料との密着性も良好なので、先打ちと後打ちどちらの工法にも対応することができます。
ウレタン系
ウレタン系のシーリング材は、変成シリコン系と同様に上から塗装することが可能なので、外壁の目地補修に使用することができます。
また、弾力性と接着力のバランスが取れており、コンクリートや金属系外壁との相性が良いシーリング材です。
ただし、紫外線に弱いため、塗装なしで施工する場合は変成シリコン系より劣化が早まりやすい傾向があります。
そのため、後打ちではなく先打ちで塗装仕上げを前提とした施工に向いています。
アクリル系
アクリル系のシーリング材は塗料との密着性はあるため、上から塗装すること自体は可能です。
ただし耐久性が低いため、目地に使用すると施工後数年でひび割れなどが発生する可能性があります。
防水性もシリコン系やウレタン系と比べると高くないため、現在では外壁目地への使用はほとんど見られなくなっています。
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上から塗装ができないシーリング材
シリコン系
ホームセンターでも手軽に購入できるシリコン系のシーリング材は、耐候性や撥水性に優れた素材です。
しかし、上から塗装をすることができない素材になります。
シリコン系のシーリング材は塗料をはじく性質が非常に強いため、上から塗装をおこなっても塗料がしっかり密着せず、施工後に剥がれや膨れが発生してしまうのです。
そのため、外壁の目地補修や塗装工事には適していません。
浴室やキッチンなどの水回りに適した素材になります。
まとめ
外壁塗装において、シーリングは雨水の浸入を防ぎ建物の動きを吸収する重要な役割を担っています。
施工方法は「先打ち」と「後打ち」の2種類があり、先打ちは美観を保てる一方で塗膜が割れやすく、後打ちは割れの心配がない一方でシーリングが劣化しやすいという特徴があります。
また、使用できるシーリング材の種類にも注意が必要で、変成シリコン系やウレタン系は塗装に対応していますが、シリコン系は塗料が密着しないため外壁には不向きです。
それぞれの特性を理解したうえで、先打ちと後打ちのどちらが自分の住まいに適しているかを業者と相談しながら決めることが重要です。
*K*
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