外壁塗装の必要性とは?劣化を放置するとどうなる?
投稿日:2024.9.21 更新日:2024.9.27
周りの家が外壁塗装しているのと「うちもそろそろしないといけないのかな」と思う方もいるのではないでしょうか?
とはいえ、「外壁塗装は本当に必要?」「しなくてもいいのでは?」と疑問をもっている方も少なくないはずです。
結論から言うと、外壁塗装は定期的なメンテナンスが欠かせません。
建物の外観を一新できるだけではなく、雨漏りや建物そのものの腐食を防げるからです。
本記事では、外壁塗装の必要性やメリット・デメリット、外壁塗装をせずに放置するリスクについて紹介します。
外壁塗装の必要性
外壁塗装することで、いつまでも新築時のような外観を維持できることや外壁の劣化を遅らせることができます。
建物の外観を一新させる
新築から10年以上経過すると、建物の経年劣化による色あせやコケ・カビ汚れなどが目立つようになってきます。
その結果、新築時のような美しくキレイな外観が損なわれてしまい、建物の外観は古びた印象を与えてしまうでしょう。
外壁塗装をして外観を一新することで、いつまでも新築時のような綺麗で美しい外観を維持できます。
防水機能を高める
長期間塗装をおこなわなかった外壁は防水機能が低下していまい、住宅の基礎部分まで腐食が進行してしまう可能性があります。
外壁塗装をすることで防水機能を高めることができます。
外壁の劣化を遅らせることができる
外壁塗装をすることで、ひび割れや剥がれ・雨漏りなど劣化症状を遅らせることができます。
劣化症状をそのまま放置してしまうとその部分から雨水が建物内部に侵入し、雨漏りなどの深刻な状況に陥ります。
ひび割れや剥がれなどの劣化症状の場合、塗装業者に依頼するとまず補修をおこないます。
下地をしっかりと整えてから塗装をおこなうのです。
つまり、補修と外壁塗装がセットです。
そうすることで外壁の強度が上がり、雨や風にも強い外壁になり劣化しにくくなります。
外壁塗装をするメリット
外壁塗装をするメリットを紹介します。
寿命を伸ばす
外壁塗装の最大のメリットは、外壁の保護です。
塗料を塗ることで外壁に塗膜が形成され、外壁材から雨水などの侵入を防いでくれています。
住宅にとっての大敵は水なので、住宅には雨水が建物内部に侵入しないよう様々な工夫が施されています。
その中で、塗膜は一番外側部分の工夫です。
外壁は一年中紫外線や雨、排気ガスなどに晒されているため、外壁の塗膜はどんどん劣化が進行し傷んでしまいます。
外壁塗装が劣化したからといって、すぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、早めのメンテナンスをおすすめします。
機能性を高める
外壁塗装には、住まいの美観以外にも外壁や屋根に様々な機能を付加する事ができます。
例えば、遮熱機能と防水機能があります。
遮熱は、赤外線を効果的に反射することで、塗装表面の温度の上昇を軽減できる機能のことです。
室内の温度の症状を抑える事ができるため、夏場室内が熱でこもってしまって悩んでいる方に最適です。
また、防音効果は、外壁だけでなく内壁にも塗ることで効果をさらに高める事ができます。
例えば、有名な塗料でGAINAがありますが、この塗料には塗膜に様々な種類のセラミックビーズが混ざっています。
塗膜の中でこのセラミックビーズの層ができることで、収音効果を発揮できるのです。
他にも、カビが発生しやすい水辺に近い住宅や日当たりの悪い外壁部分などには、防カビや防藻機能がある塗料を塗ることで発生を抑える事ができます。
資産価値
外壁塗装を定期的におこなっている建物は、見た目が美しいだけでなく耐久性も保てています。
つまり、塗装をおこなっていない建物と比べて資産価値は高いです。
将来建物の売却を考えている方やご家族に建物の相続することを検討されている方にとって、資産価値を保つことは大切です。
外壁塗装をするデメリット
外壁塗装のデメリットを紹介します。
施工期間は約2週間と長期間かかる
外壁塗装では、足場の設置や高圧洗浄機を使った洗浄など複数の工程があります。
また塗装は3回重ね塗りをしますが、その都度24時間乾燥するため、工事期間が約2週間と長くなってしまいます。
さらに、工事期間中は足場が組まれることで室内が暗く、洗濯物が外に干しづらかったり、作業員が出入りするため気を使わなければならなくなったりなど普段の生活のなかで色々な制約が出てきます。
特に外壁塗装中は、窓の開閉に注意が必要です。
窓を開けると高圧洗浄の水や塗料が室内に入ってしまう可能性が高くなるからです。
また、養生中はシートで覆われているため開閉自体できなくなります。
夏場は窓を開けて換気する事が困難になるため、前もって暑さ対策を考えておかなければなりません。
周辺の家への配慮
建物の周りには塗料や水の飛散を防ぐために飛散防止ネットを設置していますが、100%飛散しないとは限りません。
また、足場を組む際や解体時には大きな音がしますし、塗料は臭いがあるため施行中は建物周辺に臭いが広がってしまいがちです。
さらに、車両が出入りするため近隣の方に迷惑をかけてしまうこともあります。
しかし、外壁塗装をする上でこのようなトラブルはどうしても避けることが難しいため、施工開始前にご近所の方に事前説明と挨拶することが大切です。
挨拶することでご近所の方とのトラブルを回避でき、ご近所付き合いが良好で長く良い関係を保つ事ができるでしょう。
外壁塗装をせずにそのまま放置するとどうなる?
塗装をおこなう必要性やメリットが理解できても、かかる費用や施工期間などを考えるとなかなか実行に移せない方もいるのではないでしょうか?
外壁塗装をせずにそのまま放置し続けると、大変なリスクがあります。
例えば、塗膜が劣化することで外壁や屋根だけでなく、建物自体の劣化の可能性が高まるのです。
他にも、外壁材の繋ぎ目に使用しているシーリング材にひび割れが発生した場合、そのまま放置してしまうとそこから雨水が侵入し建物全体にまで影響をおよぼします。
木造住宅であれば木の部分が腐ってきてしまい、鉄骨住宅であれば鉄骨が錆びてきてしまいます。
そうなってくると、外壁塗装だけでは補修するのが困難です。
最悪の場合には張り替えや大規模なリフォームが必要になるため、施工費用も高くなる可能性があります。
まとめ
外壁塗装をすることで、経年劣化し古びた外壁を一新し維持できることができます。
それだけでなく、紫外線や雨風・排気ガスなどにさらされている外壁を劣化から守る役割もあります。
塗料の塗膜は永遠に劣化しないわけではありません。
塗膜の劣化を放置してしまうと、ひび割れた部分などから雨水が侵入してしまう可能性が高まるでしょう。
定期的なメンテナンスすることで建物の腐食を防ぎ、建物の寿命を伸ばせることができます。
当社の外壁塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
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