雪止めって何?雪止めの役割や設置の必要性について調査!
投稿日:2023.6.6 更新日:2024.2.22
お住まいの屋根には雪止め(ゆきどめ)という少し変わったものがつけられることがあります。
雪どめとはどのようなものなのでしょうか?また、雪止め(ゆきどめ)の役割にはどのようなものがあるのでしょう?
この記事では、雪止め(ゆきどめ)がどのようなものかやその役割、つけるの必要性などについて紹介するので、お住まいの雪対策の参考にしてくださいね。
雪止めって何?
まずは、ゆきどめが何かということから見ていきましょう。
雪どめは屋根に積もった雪が地面に落ちないようにつけられる道具のことです。
雪止めにはさまざまなタイプが存在しますが、多いのは上記の写真のようなものです。
屋根に黒い色のストッパーのようなものが並んで取り付けられているのを見たことがありませんか?
このゆきどめがあるおかげで、屋根に積雪があってもほとんどが落ちずに、溶けるまで屋根に残ってくれます。
弊社で施工させていただいた雪止めをつける工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
雪止めにはどんな役割がある?
雪止めの役割についても見ていきましょう。
雪止めの役割は、その名称の通り、屋根に積もった雪を地面に落下させず、屋根にとどめておくことです。
近年は、都会でもドカ雪が降り、積雪となることも多くなりました。
落雪による事故は毎年報告されており、雪止めに関心を持つ人も増えています。
普段はそれほど積雪がなくても、いつ大雪が降るとも限りません。
千葉も毎年量の大小はあるものの、雪が降ることがあります。
大雪が降ったときには想定外の事故もあり得ますので、念のために雪止めつけておくと安心です。
雪止めって絶対につける必要がある?
雪止めは、毎年積雪のある地域ならつけておくと安心です。
今年は積雪がなくても、来年はあるかもしれないという場合も、念のためにつけておくと良いでしょう。
雪がまったく降らない、降ったことがない地域は、もちろん必要ありません。
ただ、雪深い地域では、雪止めが雪下ろしの際の邪魔になることもあるので、つけないことが多いです。
雪深い地域の場合、雪止めで止めておける量の雪ではなく、ゆきどめをつけても、雪止めが歪んだり破損したりする可能性もあります。
雪深い地域の場合は、雪下ろしをするための家の設計になっているので、雪止めが必要ないという事情もあります。
雪止めをつけることは、雪がまったく降らない地域、雪深い地域以外の積雪の可能性のある地域となります。
雪止めがない場合に想定されるトラブル
雪止めをつけなければ、どのようなトラブルに見舞われる可能性があるのでしょうか?ゆきどめがないことにより想定されるトラブルについてまとめました。
落雪による通行人への被害
落雪によるトラブルでもっとも心配なのが、落ちてきた雪が道を通る人に怪我をさせてしまうことです。
屋根からの落雪で怪我をさせてしまった場合、建物の所有者に責任があることが民法で制定されており、治療費などの補償を行う必要があります。
怪我をした人がご近所の方の場合、気まずくなってしまうことがあるかもしれません。
こうしたトラブルの可能性を考えると、積雪があるなら雪止めをつけるのが安心です。
落雪による隣家への被害
落雪によって、隣家の家屋や車などを破損させてしまうことも考えられます。
隣家の家屋や車などに落雪による損害を与えた場合も、責任は建物の持ち主となります。
雪は屋根から落ちるとかなり重いため、被害も大きくなる可能性があります。
雪止めをつける工事はそれほど大がかりなものではないので、万が一のトラブルに備えてつけるのがおすすめです。
弊社では、各種屋根に合わせた雪止めのとり付けの工事も承っておりますので、お気軽にご相談下さい!
雨樋の破損
雪どめをつけていないと、屋根に降り積もった雪が雨樋を破損させてしまう可能性があります。
雨樋は、大雨などで破損する可能性は低いですが、屋根に降り積もって重くなった雪が破損させてしまうことがあります。
雨樋が破損すれば、屋根の中に雪や雨の水分が染みこんでしまい、雨漏りが起こる可能性もあります。
雨漏りが発生すれば、修理費もかなりかかってしまいますので、雪止めのとりつけがおすすめです。
駐車場やベランダ屋根などの破損
落雪による被害は、雨樋だけではありません。
駐車場やベランダ屋根が破損してしまう可能性もあります。
雪の重みで駐車場の屋根が歪んでしまったり、ベランダ屋根が割れてしまうなどの被害も報告されています。
落雪で家屋が破損すると、修理費用もかさんでしまうので、落雪しないように雪止めをとりつけておきましょう。
雪止めの種類
雪止めの種類について見ていきましょう。雪止めには、以下のような種類があります。
アングル雪止め
長い棒をアングルで固定させる形の雪止めです。
それなりの積雪がある地域に有効で、雪解け後期の時期の小さな落雪なら止めることができます。
雪が長く残ることが多い場合は、このタイプが有効です。
羽根付き雪止め
羽根つき雪止めは、雪が降った直後や雪解けの初めの頃の小さな落雪をキャッチしてくれます。
長く残ってしまうような雪には効果が足りないですが、それほど積雪が多くない地域によく使用されるタイプの雪止めです。
雪止めのメンテナンスは?
雪止めは、耐用年数が長いものが多いので、基本的にメンテナンスの必要はありません。
ただ、屋根の塗装工事など、屋根のメンテナンスを行う際には、交換を行っておくと安心です。
弊社で施工させて頂いた屋根工事の際の雪止めの取り替え作業の様子は、こちらからご確認いただけます。
雪止めは、積雪があるなら取り付けておくと安心!
雪止め金具のとりつけについてご紹介させて頂きました。
雪止め金具は、積雪のある地域なら設置しておくと安心です。
雪止めがあれば、万が一の落雪の事故などを防いでくれるので、通行する人や家屋への被害などのトラブルを未然に防ぐことができます。
ただ、雪止めは、雪深い地域ではあまり役に立たないので取り付けされていないことが多いです。
千葉の場合、雪深い地域ではありませんが、積雪のある地域もあるので、屋根工事のついでに取り付けすることをおすすめします。
弊社では、各種の雪止めの取り付け工事も承っておりますので、お気軽にご相談下さい!
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