【屋根リフォーム】葺き替え工事とカバー工法の違いとは
投稿日:2022.6.25 更新日:2024.2.22
どのような建物でも、長く住めばいつか屋根リフォームが必要になります。
屋根材で一般的なカラーベストなどの軽量屋根のリフォーム方法は大きく分けて塗装工事、葺き替え工事、カバー工法(重ね葺き工事)の3つです。
屋根の劣化具合が軽度の内は屋根塗装が基本で、費用も安価です。
補修しきれないほど屋根が傷んでいる場合は葺き替え工事、もしくはカバー工法のどちらかの選択になります。
この記事では、葺き替え工事とカバー工法の違い、メリット・デメリットについてご紹介します。
屋根のリフォームをご検討中の方はぜひご参考ください。
屋根材の寿命は何年?
屋根は365日、紫外線や雨風などの影響を受け、少しずつ劣化しています。
劣化したまま長期間放置し続けると雨漏りに繋がる恐れがあるので、定期的にメンテナンスをする必要があります。
屋根の寿命が過ぎている場合、葺き替え工事かカバー工法をご検討されることをオススメします。
屋根材ごとのおおよその寿命は以下にまとめました
- ・いぶし瓦・・・約30~50年
- ・セメント瓦(モニエル瓦)・・・約30~40年
- ・化粧スレート(カラーベスト、コロニアル)・・・約20~30年
- ・アスファルトシングル・・・約10~20年
- ・ガルバリウム鋼板・・・約25~40年
- ・トタン・・・約15~20年
葺き替え工事とは
葺き替え工事はもとの屋根材を撤去し、新しい屋根材を葺く工事をいいます。
屋根塗装・カバー工法より費用はかかりますが、劣化状態がリセットされるため、最もメリットが多い工事です。
カバー工法とは
もとの屋根を撤去せず、屋根の上に新しい防水シートと屋根材を被せる(カバーする)工事です。
屋根の上に屋根を被せる(カバーする)工事なので、カバー工法、または重ね葺き工事と呼ばれています。
「屋根を重ねても大丈夫?」と心配に思われるかもしれませんが、一般的な工事です。
ただ、カバー工法が可能なのは既存の屋根が化粧スレートやトタンなどの軽量屋根のみです。
日本瓦・陶器瓦・セメント瓦・モニエル瓦などの瓦屋根はカバー工法ができません。
また、もとの屋根の劣化が著しい場合も施工できない可能性があります。
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葺き替え工事のメリット・デメリット
ここでは葺き替え工事のメリットとデメリットをご紹介します。
リフォーム方法の選択に迷ったときにご参照ください。
葺き替え工事のメリット
・屋根が丸ごと新しくなる・・・もとの屋根を解体して新しい屋根になるので、見た目が綺麗になり、耐久性も向上します。
・屋根の下地も新しくできる・・・屋根の構造は大まかにいうと、上から屋根材→防水シート→野地板の順に重なっています。
葺き替え工事では屋根材を撤去するので、防水シートや野地板などの下地も一新できます。
・イメージチェンジができる・・・新しい屋根を葺くので外観のイメージを大きく変えられます。
また、カバー工法に比べて選べる屋根のバリエーションも豊富です。
・耐震性の向上が可能・・・もとの屋根より軽量の屋根を葺く場合、耐震性が向上します。
葺き替え工事のデメリット
・他の工事より費用がかかる・・・屋根リフォームの中で最も大掛かりな工事になるので費用が高くなります。
・工期が長い・・・カバー工法より若干工程が多いため、工期は長めになります。
・廃材が多く出る・・・屋根を撤去する為、廃材が多く、その処分費用がかかります。
特にアスベストを含む屋根材の場合は更に費用がかかります。
カバー工法のメリット・デメリット
カバー工法のメリット
・廃材が少ない・・・もとの屋根を撤去しない分、廃材があまり出ず、その分処分費用を抑えられます。
・工期が短い・・・もともとの屋根の撤去を行わないため、葺き替え工事より若干工期が短めです。
・工事中も普段通りの生活ができる・・・屋根の上に屋根を被せる工事のため、ホテルなどに泊まって留守にする必要なく、普段通りの生活ができます。(施工中、騒音などは発生します。)
・断熱性や遮音性が向上する・・・屋根が二重になるので、断熱性・遮音性の向上が見込めます。
カバー工法のデメリット
・瓦屋根は施工できない・・・瓦屋根は重さがあり、凹凸とした形状なので屋根材を被せる工事ができません。
・屋根の重量が増加する・・・屋根が二重になるので屋根が重たくなり、耐震性がやや低下します。
・選べる屋根が少ない・・・カバー工法はもとの屋根の上に新しい屋根を葺くため、選べるのは軽量の屋根のみです。
そのため、選択できる屋根のバリエーションはあまりありません。
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屋根のリフォームは屋根の状態により、ベストな施工方法が変わります。
今の屋根がどんな状態か、どんな工事が必要かは、実際に屋根を調査しなければわかりません。
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