外壁塗装ブログ

チョーキング現象とは?原因や放置すると高まるリスクを解説

投稿日:2024.10.26 更新日:2024.11.5

チョーキング現象とは?原因や放置すると高まるリスクを解説

外壁をなぞってみると、手に粉状のものがついてしまった。これって何?と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

これは、外壁塗装が「チョーキング」してしまった現象です。

「チョーキング現象」ともいいます。

チョーキング現象は、外壁塗装が劣化しているサインです。

この粉状のものは、白色やベージュ色など外壁に使用した塗料の色によって違います。

今回は、チョーキング現象や放置したままでいるリスクについて解説致します。

 

 

チョーキング現象とは?

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塗料の中の成分である顔料が、外壁の表面に粉状になって現れた状態のことです。

外壁に使用されている塗料の成分には、樹脂や顔料・添加物などが入っています。

そして、紫外線や雨の影響を受けると、これらの塗料の成分がどんどん分離してしまうのです。

また、チョーキングの進行具合により付着する粉の量が異なります。

初期段階のチョーキングの場合には手にほんの少しだけ粉がつきます。

しかし、劣化がどんどん進むにつれ、手に付着する白い粉の量が増えていくのです。

 

ところで、外壁塗装の役割は何でしょう?

建物の外観の美しさを保つことや紫外線や雨から住宅を守ることですが、外壁塗装の性能は永久的に持続するものではありません。

月日が過ぎるにつれ、経年劣化の影響は避けられません。

そのため、チョーキング現象を発見したら外壁塗装の検討をおすすめします。

 

 

チョーキング現象が起きない外壁材は?

チョーキング現象とは?原因や放置すると高まるリスクを解説

チョーキング現象が起きない外壁材は、レンガや樹脂系サイディングです。

しかし、国内で主流なのは窯業系サイディングやモルタル・金属サイディングです。

これらは外壁塗装をおこなうため、チョーキング現象が発生してしまいます。

また、クリヤー塗料は塗料の成分に顔料が入っていないため、チョーキング現象が発生しません。

しかし、塗料が劣化しないということではないため注意が必要です。

 

 

チョーキング現象の原因

チョーキング現象は塗料の劣化によって引き起こります。

主な原因は下記の通りです。

・経年劣化
・施工不良

 

紫外線や雨・塩害・排気ガスなどの影響により、外壁塗装の塗膜が劣化し発生します。

特に沿岸近くにお住まいの方や日当たりのいい家の場合には、外壁の劣化進行が早まってしまうため注意が必要です。

また、チョーキング現象は、使用している塗料の耐用年数の約1・2年前より発生する確率が高まります。

例えば、シリコン塗料の場合、耐用年数は8〜15年です。

よって、チョーキング現象が発生する確率は6〜15年となります。

 

そして、意外に多いケースが施工不良によるものです。

原因は、塗料の調合や塗装に使う塗料が不足していることなどです。

このような場合には、塗装してから1年〜2年以内にチョーキング現象が現れます。

 

 

チョーキング現象を放置するとどうなる?

チョーキング現象とは?原因や放置すると高まるリスクを解説

チョーキングをそのまま放置したままでいると、耐久性や防水性など塗料そのものの性能がどんどん低下してしまいます。

チョーキング現象が起きた部分から雨水が侵入しカビや苔が発生してしまったり、外壁にひび割れが引き起こされるケースがあるからです。

そして、劣化がどんどん進むことで、住宅の構造部分まで影響を及ぼすことも考えられます。

そのため、チョーキング現象を発見したら、できる限り早めの塗り替えを検討しましょう。

ただし、外壁塗装の費用を抑えたいなどの理由から、DIYでの外壁塗装をおこなうことはおすすめできません。

塗装工事の際には、まず劣化の進行具合をしっかりと確認してから、塗料を塗る前に下地処理をおこないます。

そのため、専門的な知識が必要です。

塗料のプロに依頼することが住宅を守る上でも最善の方法です。

 

当社の外壁塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

 

 

チョーキング現象のチェック方法

チョーキング現象とは?原因や放置すると高まるリスクを解説

チョーキング現象が発生しているか自分で確認する方法は、以下の2通りです。

・指でなぞって確認する
・水に濡れた時の外壁の色で確認する

 

外壁を手で触った時に白い粉がついた場合は、外壁塗装の塗膜が劣化しているサインです。

さらに、外壁そのものが退色している場合には、塗膜の劣化が著しく進行しているため粉状のものが舞ってしまいます。

また、本来塗装がしっかりしている外壁は防水性が高く水を弾きますが、塗膜の劣化が進行している外壁の場合、水に濡れると変色します。

雨が降った後や水をかけた際に外壁の変色がみられるようであれば、防水性が低下しているサインです。

そのまま放置してしまうと雨漏りを引き起こしかねません。

上記のような場合には、できるだけ早く業者への塗装依頼をおすすめします。

 

 

チョーキング現象を発見した後に注意すべきこと

チョーキング現象とは?原因や放置すると高まるリスクを解説

よくある例として、チョーキング現象がある部分を水で洗い流したり、高圧洗浄機で洗い流したりする方がいます。

しかし、水で洗い流しただけでは根本的な解決にはなりません。

仮に、高圧洗浄機で洗い流したとしても、乾燥後再びチョーキング現象が現れてしまいます。

 

また他の例として研磨剤で磨く方もいますが、保護膜が失われてしまい下地を傷つけてしまう恐れがあります。

専門家に依頼した場合には、一般的に高圧洗浄機で外壁をキレイにした後に塗装作業をおこないます。

外壁がチョーキングによって劣化した状態なので、しっかりと処理してから塗装をおこなわないと、数年以内に塗膜剥離などの問題が生じてしまうからです。

そして、高圧洗浄機で洗い流しよく乾かした後に、塗料がしっかりと定着するために下塗り作業をおこないます。

このように洗浄のあとには塗装をする必要があるため、自分で外壁を洗い流すだけでは根本的な解決にはならないので業者に依頼するようにしましょう。

 

 

まとめ

チョーキング現象は、塗膜が劣化することで白い粉状のものが表面に現れた状態で、外壁塗料の劣化のサインです。

原因として紫外線や雨、排気ガスなどが挙げられます。

国内の大半を占める外壁材は窯業系・モルタル・金属系で、これらの外壁材は外壁塗装をおこなうためチョーキング現象が発生してしまいます。

そのまま放置してしまうと塗装本来の耐久性や防水性能が低下し、最悪の場合は住宅の構造部分に影響を及ぼしてしまいます。

そのため、チョーキング現象を発見したら業者に塗装依頼を検討するようにしましょう。

 

*K*

 

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