外壁材の種類には何がある?それぞれの特徴や選ぶ際のポイントを紹介
投稿日:2024.8.24 更新日:2024.8.30
外壁材には様々な種類があり、使用する外壁材により外観の雰囲気が大きく変わります。
また、強い日差しや大雨・台風などの影響を受けやすいため、外壁材の性能を知っておくことも大切です。
本記事では、主な外壁材のメリット・デメリットについて紹介します。
サイディング
サイディングには、次の4種類があります。
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・樹脂系サイディング
・木質系サイディング
この4つに共通することは、サルティングそのものは工場で作られていることです。
品質が安定していることや施工が簡単である、費用を抑えられるなどのメリットがあります。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、現在日本の住宅で最も普及している外壁材です。
その普及率は、国内で70〜80%を占めています。
セメント質と繊維質などの原料を形状し作られていて、色や柄のバリエーションが豊富にあります。
石柄やタイル柄、木目柄など自分の好みに合わせて選べるのが魅力です。
他にも、衝撃や地震などの揺れに強く防火性にも優れています。
窯業系サイディングは、外壁材との間の継ぎ目にコーキング材を使用します。
そのコーキング材が年数が経過すると劣化を引き起こしてしまうため、外壁材の劣化がなくても、コーキングにひび割れや黒ずみなどの劣化を見つけたら補修が必要です。
金属系サイディング
金属系サイディングは、サイディングの中では窯業系サイディングの次に選ばれている外壁材です。
窯業系サイディングの約4分の1、モルタルの約10分の1と軽量な金属系サイディングは、建物への負担を軽減でき耐震性に優れているメリットがあります。
また、モルタル外壁のカバー工法にも用いられています。
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金・ステンレス鋼板など種類も豊富ですが、耐久性やコストなどの差があります。
デメリットは、外壁材の繋ぎ目に使用されているコーキング材が、経年劣化の影響によりひび割れや黒ずみなどを引き起こすことです。
また、金属系サイディングは汚れが付着したり苔や藻が発生することで、水分が滞留しサビが発生します。
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、アメリカで生まれた外壁材で日本ではほとんど普及していません。
主原料には塩化ビニル樹脂が使われていて、金属サイディングよりも軽量でひび割れしにくい外壁材です。
耐久性に優れていて、外壁材に顔料が練り込まれているため外壁塗装をする必要がないのが魅力です。
また、他のサイディングでは外壁材との間にコーキング材が用いられていますが、樹脂系サイディングはコーキングが使用されていません。
そのため、コーキング材によるひび割れなどの劣化がないことがメリットです。
塩害に強くサビにくいため、海沿いにお住まいの地域の方におすすめです。
しかし、扱える業者が少ないため、業者探しに時間がかかってしまいます。
また、デザインの幅も少なく、紫外線の影響を受けると外壁材が脆くなってしまうことがデメリットです。
劣化防止剤が含まれていますが、月日が過ぎることで劣化してしまいます。
補修費用が高くなってしまうため、硬化するより前に紫外線対策をおこなうことをおすすめします。
木質系サイディング
木質系サイディングは木ならではの風合いが味わえ、断熱性に優れた外壁材です。
年月が過ぎることで木の色合いが変わり、温かみが増してくるのを楽しめることが魅力です。
熱を吸収しにくいため夏場でも室内の気温が上がりにくく、涼しく快適に過ごすことができます。
しかし、木材は水に弱いため、長い時間が経過すると腐食してしまいます。
他のサイディング外壁よりも短い周期でのメンテナンスが必要な外壁材です。
モルタル
モルタル外壁は、窯業系に次いで普及率が高いです。
工場で生産されるサイディングとは異なり、モルタルは現場で職人の手作業により施工されます。
水と砂・セメントなどを練り合わせ作られた素材で、防火性に優れた利点があります。
また、外壁材間の継ぎ目がないため、高級感のある仕上がりが魅力的です。
色やデザインが豊富にあり、自分好みの外壁に仕上げられることもメリットです。
しかし、モルタル外壁は汚れがつきやすく、黒い筋状の跡が残ってしまいます。
ひび割れもしやすく、その部分から雨水などが侵入し、長期間ひび割れを放置してしまうと内部まで腐食する恐れもあります。
ALCボード
ALCボードは、軽量気泡コンクリートとも言われていて、多くの気泡空間を持つ構造です。
軽石のような見た目があり、水に浮くくらい軽いのが特徴です。
そのため、建物に負担をかけないメリットがあります。
熱伝導は他の外壁材と比べると低く、断熱性能にも優れています。
しかし、水を吸いやすい外壁材なので、塗装の仕上げに使用される塗料に防水性能がないと、水を吸収してしまうため注意が必要な外壁材です。
外壁材の種類を選ぶ際に押さえておきたいポイント
外壁材を選ぶ際に押さえておきたいポイントが3つあります。
・予算
・メンテナンス頻度
・デザイン
予算
同じ大きさの外壁でも使用する外壁材により価格が異なるため、自分の予算に合った外壁材を選ぶことが大切です。
予算に合った外壁材を選び、その中から機能性やメンテナンス頻度など重視したい部分を比較して選ぶようにしましょう。
メンテナンス頻度
外壁材により耐用年数が異なります。
それぞれの外壁材の耐用年数は下記の通りです。
窯業系サイディング・・・7〜8年
金属系サイディング・・・10〜15年
樹脂系サイディング・・・10〜20年
木質系サイディング・・・7〜10年
モルタル・・・約30年
ALCボード・・・10〜15年
メンテナンスフリーの外壁材はありません。
どの外壁材でもメンテナンスが必要です。
デザイン
使用する外壁材により色・ツヤ・質感などが変わり、家の外観の雰囲気が大きく変化します。
事前にシミュレーションをおこない、自分の好みのデザインをよく検討することがおすすめです。
まとめ
外壁材にはさまざま種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
デザインや初期費用だけで選んでしまうと、後悔する可能性も高くなります。
性能やメンテナンス年数などを重視した上で選ぶようにしましょう。
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