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外壁塗装に下地処理は必要?意外な効果から工事の流れについて

投稿日:2024.5.25 更新日:2024.5.30

外壁塗装に下地処理は必要?意外な効果から工事の流れについて

外壁塗装において下地処理は重要な作業です。
下地処理は外壁に付着した汚れを落としたり、ひび割れなどを補修して塗装面を整えるためにおこないます。
しっかりと下地処理をおこなわないと、外壁塗装の品質に大きな影響を与えてしまいます。
そこで本記事では、外壁塗装の下地処理について解説します。

 

外壁塗装の下地処理の効果

外壁塗装に下地処理は必要?意外な効果から工事の流れについて

下地処理は以下の3つの効果があります。

・塗料の密着性を向上
・耐久性の向上
・外観の維持

 

塗料の密着性を向上

外壁塗装の時に下地処理をおこなうと、塗料の密着性を高められます。
もし、外壁に汚れが付いていたまま塗装すると新しい塗料との密着性が低くなり、塗装の剥がれやひび割れを引き起こすのです。
下地処理をして滑らかでキレイな表面に塗装をすると、しっかり塗料が密着して長持ちします。

 

耐久性が向上

外壁塗装の時に下地処理をおこなうと、塗料と外壁の間に水分や汚れが入り込むのを防げるので、外壁の耐久性が上がります。
しっかり下地処理がおこなわれていないと、気が付かないうちに雨漏りや腐食などのトラブルになる可能性が高いので、注意しましょう。

 

外観の維持

外壁塗装の時に下地処理をおこなうと、外壁の表面が均一になるので色ムラや塗り後が生じにくく、塗装の仕上がりがキレイになります。
塗装の仕上がりはいくら高級な塗料を使用しても、下地がしっかりしないと汚くなりますので、丁寧な下地処理が重要です。

 

 

外壁塗装の下地処理の流れ

外壁塗装に下地処理は必要?意外な効果から工事の流れについて

外壁塗装の下地処理は以下のような流れでおこないます。

・高圧洗浄
・ケレン作業
・補修作業

 

高圧洗浄

高圧洗浄とは、外壁の表面にある汚れを落とす作業です。
家庭用ホースから出る水とは違い、高圧の水は何倍もの強い力が発生するので、簡単に汚れを吹き飛ばせます。
作業には半日〜1日程度の時間が必要で、その後も最低24時間の乾燥時間が必要です。
高圧洗浄はメッシュシートで養生していても外壁の汚れが飛び散りやすいので、事前に近隣住民に周知しておくとよいでしょう。

 

ケレン作業

ケレン作業は、高圧洗浄で落としきれなかったサビや汚れを落としたり、表面を滑らかにしたりする作業です。
外壁の種類や状況によって違い、電動工具を使う方法や手作業があります。
電動工具だと、ディスクグラインダー・サンダーを使用し、手作業ならサンドペーパーを使って表面仕上げやさび落としをおこないます。
ケレン作業は業者によって省かれる場合があるので、見積もりに入っているかよく確認しましょう。

 

補修作業①ひび割れ補修

外壁にひび割れ部分があれば、セメントやパテを使用して補修をおこないます。
ひび割れがあるまま塗装すると雨漏りが発生したり、住宅の強度が低下したりするので注意が必要です。
ひび割れは2種類あり、細かいひび割れの「ヘアークラック」と下地まで大きくひび割れしている「構造的クラック」があります。
特に注意が必要なのは構造的クラックで、軽度の地震でも住宅が倒壊する可能性があります。
発見した場合は必ず補修して下さい。

 

補修作業②コーキング補修

外壁のつなぎ目にあるコーキングが劣化している場合は、補修をおこないましょう。
コーキングは経年劣化でひび割れが発生するので、その上から塗装すると雨水が侵入する可能性があります。
コーキング補修には2種類あり、既存のコーキングの上から新たなコーキング材を補充する「増し打ち」と、既存のコーキングを除去して新たなコーキング材に入れかえる「打ち替え」があります。
コーキング補修は自分でもできそうですが、打ち方が悪いとすぐに劣化する可能性があるので、業者に依頼しましょう。

 

 

外壁塗装の下塗り塗料の種類

外壁塗装に下地処理は必要?意外な効果から工事の流れについて

外壁塗装は3工程あり、下塗り・中塗り・上塗りの順でおこないますが、塗装をキレイに仕上げるために下塗りは特に重要です。
下塗り塗料の種類は、外壁の劣化状況に合わせてさまざまな種類があります。
以下でご紹介しますのでぜひ参考にして下さい。

 

シーラー

シーラーは「密封」「密閉」という意味のSealという英語から由来している通り、密着効果を高め、傷んだ外壁に塗料が吸い込まれるのを止める役割がある塗料です。
シーラーは大きく分けて「水性タイプ」と「溶剤(油性)タイプ」に分類できます。
水性タイプは最も普及している塗料であり、臭いが少ないのが特徴で、外壁の劣化が少ない場合に用いられます。
一方、溶剤(油性)タイプは臭いが強い傾向にありますが、密着力が高く浸透性も高いので、劣化が激しいところに使用します。

 

プライマー

プライマーと呼ばれる塗料は、シーラーと明確に違いが決められているわけではありません。
そのため、メーカーによってはプライマーとシーラーは全く同じという扱いをしています。
ただし、プライマーとして販売している中には錆止め効果を持つ商品が多いので、一般的には鉄やアルミ、ステンレスなどの金属に使用する塗料として認識されています。

 

フィラー

シーラーとプライマーはサラサラした液体であるのに対して、フィラーはどろどろとした粘り気のある材質の塗料です。
凹凸模様がある外壁に使用される場合が多く、平らにならしたり、ひび割れが浮き出てこないように覆ったりする役割があります。
粘り気のある材質なので、厚く塗って外壁の表面に模様や柄をつける場合もあります。

 

微弾性フィラー

微弾性フィラーはシーラーとフィラーの両方の特性がある塗料です。
凹凸や段差のある面を滑らかにしたり、塗料の吸い込みを抑える効果があります。
また、塗膜が柔らかく伸びる性質で、建物の動きに追従して伸びるため、ひび割れが起きにくくなります。
そのため、ひび割れが起きやすいモルタルなどの外壁によく使われています。

 

バインダー

バインダーはシーラーやプライマーと同じ役割を持つ塗料です。
シーラーやプライマーとは違い、バインダーはあまり劣化がしてなくて塗料が吸い込みにくい外壁に向いています。
そのため、築年数が経過している外壁にはほとんど使用されてなく、新築の外壁工事に適しています。

 

サーフェイサー

サーフェイサーは、シーラーやプライマーなどの下塗り剤と上塗り材の間に使用する塗料です。
厳密にいうとサーフェイサーは中塗り塗料に該当しており、下地の微調整や密着性向上といった効果があります。
そのため、建物が古く劣化が激しい場合は、シーラーやプライマーと一緒に使用するとよいでしょう。

 

 

まとめ

外壁塗装の下地処理は、外壁の種類や状態に合わせてさまざまな方法があります。
特に、業者選びはとても重要になり、下地処理を省いておこなう悪徳業者もたくさんいます。
見積もりに下地処理の項目が入っているか確認するのはもちろん、ホームページから外壁塗装の実績がしっかりあるか確認するとよいでしょう。

*K*

 

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