これって雨漏りの症状?よくある発生箇所と予防策を紹介!
投稿日:2024.5.18 更新日:2024.5.30
目次
雨漏りが起きると日常の生活でストレスになるだけではなく、建物が腐食し耐久性が低下するので「雨漏りを早期に発見したい!」と思っている人は多いのではないでしょうか?
雨漏りは突然起こるわけではなく、多くの場合は初期症状が現れるので、早く対処しておけば補修を最小限に抑えられます。
そこで本記事では「よく考えればあれは雨漏りの初期症状だったのかもしれない」と後悔しないための知識を解説します。
雨漏りがよく起こる箇所
雨漏りがよく起きる箇所は以下の4つです。
・屋根
・外壁
・ベランダ
・窓サッシ
屋根
屋根は屋根材のひび割れ、瓦のズレ、漆喰の崩れが原因で雨漏りが起きやすいです。
また、塗装が雨や紫外線で劣化すると、防水効果がなくなって雨漏りになる場合もあります。
屋根は高所で危険なので、雨漏りのチェックは自分でおこなわず業者に依頼するようにしましょう。
外壁
外壁は屋根と同様に塗装が施されているので、劣化すると防水効果がなくなり雨漏りが起きやすくなります。
また、外壁がサイディング材の場合、目地のシーリングが劣化すると隙間から雨漏りが発生する場合もあります。
壁の内部に雨が浸透してしまうと、防水シートや断熱材ごと交換しなくてはいけない場合があるので注意が必要です。
ベランダ
ベランダは手すりなどが経年劣化で腐食すると、雨が壁をつたって室内に雨が侵入しやすくなります。
また、ベランダは人の出入りが多く、雨や風の影響を受けやすいので、ひび割れや防水層の劣化が起きやすい場所です。
また、ベランダの排水溝が詰まると、雨水が排水されず室内に入り込む場合もあります。
窓サッシ
窓のサッシも雨漏りが発生しやすい箇所です。
主に、サッシ周辺にあるシーリングや防水テープが劣化して、隙間から雨が侵入しやすくなります。
シーリングは紫外線に弱く、数年で劣化するので、定期的なメンテナンスが必要です。
雨漏りの初期症状
雨漏りは場所ごとに初期症状が違ってきます。
以下で詳しく紹介します。
天井の初期症状
天井からぽつぽつと水が落ちる音が聞こえてくる場合は、雨漏りの初期症状である可能性が高いです。
また、変色やカビ、クロス剥がれが発生している場合も、雨漏りの可能性があります。
水が落ちる音が聞こえる場合は、初期症状のなかでも症状が進行している状態なので、注意が必要です。
クロスの初期症状
クロスにシミが発生している場合は、雨漏りの初期症状である可能性が高いです。
また、カビが生えたり、クロスが剥がれてきたりする場合も雨漏りの初期症状と言えます。
壁の中からぽたぽたと水が垂れる音がしたり、カビの臭いが強くなってきたりすると劣化が進行しているサインなので、早めに業者に修理依頼をしてください。
屋根の初期症状
天井裏の野地板や断熱材にシミが発生している場合は、屋根が雨漏りしている初期症状です。
屋根の雨漏りの確認は、高所作業で危険なので必ず業者にお願いしてください。
窓まわりの初期症状
窓まわりは、サッシ上部のネジ穴から水が垂れてきたり、枠まわりにシミがでてきたりすると雨漏りしている初期症状です。
特に、コーキングに亀裂やひび割れが入っている場合は、劣化が進行しているサインなので早めに業者に修理依頼をしてください。
雨漏りの原因調査方法
雨漏りの原因を見つけるための、主要な調査方法を紹介します。
・目視調査
・散水調査
・発光液調査
・赤外線サーモグラフィー調査
目視調査
目視調査は、雨漏りの侵入経路を目視で特定する調査方法です。
建物の外側から確認するだけなので費用が安く、本格的な調査に入る前におこなう場合が多いです。
しかし、目視調査では細かい部分まで原因を特定することは難しく、調査員の経験や知識しだいで精度が大きく変わります。
散水調査
散水調査は雨漏りの推定場所に水をかけて、雨水の侵入経路を特定する調査方法です。
雨漏り調査の中ではコスト面、正確性のバランスが一番よく、最もポピュラーです。
しかし、雨漏りの状況を再現して、水量や向き、強さなどを変えながら繰り返しおこなうので調査が長引く場合があります。
発光液調査
発光液調査とは雨漏りが疑われる場所にブラックライトで光る液体を散布し、それを発光させて雨水の侵入経路を特定する調査方法です。
液体は無色透明なので、外壁や屋根が変色する心配がないのがメリットといえます。
しかし、調査の価格が高額なのがデメリットなので、ある程度雨漏り箇所を絞ってから発光液調査をおこなう人が多いです。
赤外線サーモグラフィー調査
赤外線サーモグラフィー調査とは、温度を色分け表示できる赤外線カメラを使用して、雨水の侵入経路を特定する調査方法です。
簡単に調査がおこなえそうですが、雨漏り箇所が乾いている状態では、正確に雨水の温度を把握できないというデメリットがあります。
そのため、おすすめの方法としては、散水調査と共におこなうと正確にデータがとれやすくなります。
雨漏りの予防策
雨漏りは発生しないように予防するのが重要です。
以下の、3つの予防策を実施すると効果的です。
・定期的な点検
・換気と湿度管理
・排水路の清掃
定期的な点検
建物は紫外線や風などの影響で劣化するので、半年〜1年のペースで本格的な点検を業者でおこないましょう。
雨漏りの初期症状がでてなくても、業者の点検で不良個所が見つかる場合も多いので、業者で点検をおこなうのはとてもメリットがあります。
また、台風や地震が起こると建物が破損している可能性があるので、自然災害が起きた直後も業者に点検を依頼してもよいでしょう。
換気と湿度管理
室内の湿度が高いとカビや腐食が発生し、雨漏りの原因になるのでしっかり換気をおこないましょう。
特に梅雨時期は湿度が高くなりやすいので、天気のいい日に窓を開けてこまめに換気すると湿気が溜まりにくいです。
もし、カビの発生を見つけたらすぐに除去するようにしましょう。
排水路の清掃
雨樋などの排水路にゴミなどが詰まっていると、予期しないところから雨水が流れ込んで雨漏りの原因になります。
清掃なら素人でもできそうですが、雨樋などの排水路は高所がほとんどで転落の危険性があるので、清掃は業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
雨漏りは早く対処すればするほど、被害を最小限に防げます。
そのため、雨漏りが発生しやすい箇所と初期症状を事前に把握しておき、定期的に点検するのが重要になってきます。
しかし、建物には危険な場所もあり素人が点検すると怪我をする可能性があるので、業者に依頼しておこないましょう。
また、業者選びはホームページや口コミサイトを利用して、事前に評判をチェックすると失敗しにくいのでおすすめです。
*K*
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