外壁塗装の中塗りは重要?中塗りが必要な理由についても解説!
投稿日:2023.8.8 更新日:2024.2.22
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの三度塗りが行われています。
この三度塗りの中で中塗り(なかぬり)には、どのような役割があるのでしょうか?
この記事では、中塗りをしなければならない理由について詳しく解説します。
中塗りと上塗りがどう異なるのか中塗り(なかぬり)おこなわれているのかどうかの確かめる方法などについても解説するので、最後まで記事をチェックしてください!
外壁塗装の中塗り(なかぬり)って?
まず、外壁塗装の中ぬりの概要についてご紹介しましょう。
外壁塗装では、以下の流れで作業が行われています。
1)仮設足場の設置
2)高圧洗浄
3)養生
4)劣化補修
5)下地調整(ケレン作業)
6)下塗り
7)中塗り
8)上塗り
9)最終確認・工事検査完了
上記で確かめられるように、中ぬりは、下塗りと上塗りの間に行われる作業です。
外壁塗装の作業の中でも終盤に近いところで行われます。
弊社で施工させて頂いた中ぬり作業の様子は、こちらからご覧いただけます。
外壁塗装で中塗り(なかぬり)をしなければならない理由
外壁塗装で中塗りをしなければならない理由についても見ていきましょう。
外壁塗装の際、中ぬりがをしなければならない理由は、以下の通りです。
塗装の塗りムラがなくなる
外壁塗装で中塗りをしなければならない理由としては、塗りムラがなくなることがあげられます。
下塗りと上塗りの2度塗りだけでは、どうしても塗りムラが出てしまいます。
塗料を三回塗って重ねることによって、塗りムラのない美しい仕上がりになります。
仕上がりが滑らかで美しくなる
下塗り・中塗り・上塗りと三回塗装を行うことによって、仕上がりが滑らかになり、美しくなります。
上ぬり後、塗装面に艶が出てくるのも、きちんと三回塗ることを行っているからです。
下地の素材の状態によっては、三回だけではなく、四回、五回と塗料を塗り重ねることもあります。
塗料の性能がしっかり発揮される
塗料には、それぞれ耐久年数があり、防水や防藻、遮熱、防カビ、防汚などの効果がついていものがあります。
そして、塗料にはそれぞれ、塗装する塗料の量や乾燥時間なども設定されています。
塗料は、これらの指示通りに施工しなければ、その性能を発揮することができません。
ごく一部の塗料では、中ぬりを省略できるものもありますが、それ以外の塗料は、中塗りが必須となっています。
中塗り(なかぬり)をきちんと行わなければ、高級な塗料を使用してもきちんと性能が発揮されません。
塗料の性能や耐久年数などについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
中塗りと上塗りの違い
中塗りと上ぬりは、どのように違うのでしょうか?
実は中塗りと上塗りの塗料は、基本的に同じものを使用します。
そのため、中ぬりとは言わずに「上塗り2回」という表現をすることもあります。
ですので、基本的に中塗りと上塗りは、作業も塗る塗料も同じということになります。
中塗りと上塗りの塗料が違うこともある?
中塗りと上塗りは、基本的に同じ塗料を使用しますが、例外的に以下の場合で中塗りと上塗りの塗料が違うことがあります。
大規模な工事で、中塗りと上塗りの作業の区別が分かるようにするため
マンションなどの大規模な工事の場合、多くの職人が塗装に携わります。
そのため、中ぬりがどこまで進んだのか、上塗りがどこからなのかの区別がつかなくなることがあります。
その場合、例外的に中塗りと上塗りの色を変えることがあります。
ただ、中塗りと上塗りの色が異なると、塗装が劣化してきたときに一部の色が異なってしまい、美観を損ねてしまうデメリットが発生する可能性があります。
デザイン性の高い塗料を選んだ場合
ごく一部のデザイン性の高い塗料を選択した場合、中塗りと上塗りの塗料をあえて違うものにしていることがあります。
たとえば、中ぬりでベースの色を塗り、上塗りの塗料を重ねて塗ることで、仕上げたい色に塗装するというものです。
こうしたデザイン性の高い塗料はあまり一般的ではないので、多くの場合、外壁塗装では中ぬりと上塗りは同じ塗料を使用することになります。
弊社でも、特殊な塗料でない場合は、基本的に中塗りと上塗りは同じ塗料を使用させていただいております。
ただ、中ぬりと上塗りの区別が分かるように色分け施工も承っておりますので、お気軽にお申し付けください。
業者が中塗りをしてくれているか確かめるためには
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用するので、見た目にはきちんと中塗りが行われているのか分かりづらいです。
業者が中塗りの作業を行っているかどうかを確かめるには、以下の方法がおすすめです。
工事の工程表を確かめる
工事の開始前には、業者から工事の工程表が提出されます。
工事の工程表に「中塗り」の作業があるかどうかを確かめましょう。
「中塗り」の記載がなくても、「上塗り2回」の記載があれば、中塗りを行っていることになります。
もし工程表に「中塗り」や「上塗り2回」の記載がなければ、工事が開始される前に業者に確かめるるようにしましょう。
工事の進捗を都度報告してもらう
外壁塗装の業者の中には、作業日の進捗を毎回報告してくれるところがあります。
その際に、下塗り作業と上塗り作業の間に中塗り作業が行われているか確確かめましょう。
もしくは「上塗り1回目」、「上塗り2回目」など、上塗りが2回行われていればOKです。
外壁塗装を依頼する際には、工事の進捗について細かく報告してくれる業者がおすすめです。
弊社では、工事中もお客様にご安心頂けるよう、毎日作業日報を提出させていただいたり、LINEでの報告を行っております。
外壁塗装の中塗りは、塗装の仕上がりを決める重要な作業!
外壁塗装の中塗りについてご紹介してきました。
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの作業が必須です。
中塗りを行うことによって、塗料の性能が最大限に発揮され、塗装がすぐに剥がれてくるというようなことを防ぐことができます。
中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を使用することから、「上塗り2回」と表現されることもあります。
中塗りを行っているかどうか分からないという場合は、工程表や作業日報を確かめる方法の他、あえて中塗りの塗料を別の色にする方法もあります。
弊社では、中塗りと上塗りの色分け施工も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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