省エネ効果抜群!遮熱塗料で夏も涼しく経済的に
投稿日:2019.5.15 更新日:2025.10.22
毎年、夏の気温が上がっているように感じませんか?
今年もまた暑い季節がやってきます。
最近は色々な場面で省エネという言葉を聞くようになりましたが、実は建物の塗装でも省エネ対策ができることをご存知でしょうか。
それを可能にするのが遮熱塗料です。
暑さが本格化する前に、建物の外壁や屋根を塗り替えて省エネ対策を始めてみませんか?
遮熱塗料とは?
遮熱塗料とはその名の通り、熱を遮断する機能を持った塗料のことです。
建物の外壁や屋根に塗装することで、太陽の熱や外の暑さを跳ね返す効果があり、室内への熱の侵入を防ぎます。
その結果、塗装前と比較して室温の上昇を抑えることができるのです。
とくに、熱を通しやすい金属系の屋根材であるガルバリウム鋼板やトタンなどには高い効果を発揮します。
また、屋根や外壁だけではなく、最近では都市部の気温上昇を抑える手段として、道路の舗装にも遮熱塗料が活用されるケースが増えています。
遮熱塗料のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|
① 室内の温度が下がり、節電効果 |
① 価格が高い ② 塗膜が汚れると遮熱効果が薄れる ③ 色合いにより、効果が異なる ④ 冬は建物が寒くなりやすい |
メリット
① 室内の温度が下がり、節電効果
太陽からの熱や光を跳ね返すため、室内への熱の伝導を抑えることができ、猛暑日でも太陽光の影響を軽減できます。
塗装しない場合と比較すると、室温は2~3度ほど低くなる(※室温30度以上の場合)とされており、数値以上に体感温度を感じることができるほどの涼しさがあります。
一般的には室温が2度下がることで電気代が約10%削減できるといわれているため、かなりの節電が見込めるでしょう。
| ★ちょっとしたコツ★ エアコンの室外機が直射日光の当たる位置にある場合、室外機自体に遮熱塗料を塗布するという方法もあります。 |
② 塗膜の耐用年数が長い
遮熱塗料の多くは15~20年という長期間の耐久性を持っています。
初期費用は通常の塗料より高めですが、耐用年数は一般的な塗料の1.5~2倍程度あるため、メンテナンスの頻度や長期的な費用で考えると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。
③ 熱による素材への影響を軽減
屋根材や外壁材は、熱くなったり冷えたりといった温度変化が激しいと、膨張と収縮を繰り返すことになり、ひび割れなどのダメージが蓄積していきます。
遮熱塗料を使用することで表面温度の上昇を抑えることできるため、熱による影響を和らげることが可能です。
特に金属系の屋根材や外壁材では、温度変化による伸縮を抑える効果が高く、塗膜が割れたりひびが入ったりするトラブルの予防にもつながります。
屋根に施工すれば屋根材の、外壁に施工すれば外壁材の長寿命に貢献してくれるのです。
④ 濃色の温度上昇を抑えられる
黒やグレーといった暗い色は熱を吸収しやすく、白などの明るい色と比べると建物の温度が上がりやすい傾向があります。
ただし、遮熱塗料を使用すれば、暗い色であっても優れた遮熱性能を発揮することができ、表面温度の上昇を抑えることができます。
(なお、高い遮熱効果を求めるなら、日射の反射率が高い白系などの明るい色を選ぶことをおすすめします。詳しくはデメリット③をご覧ください。)
⑤ 補助金が受けられる場合がある
遮熱塗料は二酸化炭素の排出削減につながるため、「省エネ性能の向上を目的としたリフォーム」として、補助金の対象となることがあります。
補助金が利用できれば、一般的なシリコン系塗料での施工よりも費用を抑えられる可能性があるので、遮熱塗料の使用をお考えの際はお住まいの自治体の担当窓口で確認してみることをおすすめします。
デメリット
① 価格が高い
遮熱塗料は耐久性は高いですが、1平米あたりの単価は決して安くありません。
例として、標準的なシリコン系塗料が1平米2000円程度であるのに対して、遮熱塗料は1平米4000~5000円程度となり、費用は約2倍になります。
② 塗膜が汚れると遮熱効果が薄れる
遮熱塗料は塗装面が清潔な状態で最大の効果を発揮しますが、表面が汚れてしまうと反射性能が低下し、熱を吸収しやすくなってしまいます。
そのため、遮熱塗料を選ぶ際には親水性の高いタイプがおすすめです。
親水性があると、雨が降った際に雨水が塗膜と汚れの隙間に浸透して汚れを浮かせ、自然に流れ落ちやすくなります。
親水性が低い製品でも、定期的に塗装面を洗浄することで遮熱効果を維持することができます。
③ 色合いにより、効果が異なる
遮熱塗料の効果は色によって差が出ます。
白やクリームといった淡い色合いは遮熱効果が高く、グレーや茶色、黒などの濃い色は熱の反射率が低いため吸収しやすい特徴があります。
つまり、もともと白やクリーム系の外壁は反射性能が高いので、遮熱塗料にしても大きな効果を感じにくいかもしれません。
一方で、黒などの濃色系の外壁は元の反射性能が低いため、遮熱塗料に変えることで高い効果を実感できるでしょう。
④ 冬は建物が寒くなりやすい
熱を遮断する性質上、冬には赤外線も反射してしまうため、建物内部に熱がこもりにくくなります。
夏の暑さが厳しい地域には理想的な塗料ですが、冬が長く寒さの厳しい地域ではあまり向いていないといえるでしょう。
まとめ
遮熱塗料は太陽の熱を反射して室温上昇を2~3度抑え、電気代削減や建物の長寿命化にもつながります。
初期費用はかかりますが、長期的にはコストパフォーマンスに優れた塗料です。
暑い夏を快適に、そして経済的に過ごすための賢い選択肢といえるでしょう。
*K*
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日本ペイント サーモアイ
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アステックペイント 超低汚染リファイン
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