屋根塗装の最適なタイミングとは?適している季節や時期、塗装が必要な劣化症状を解説
投稿日:2025.10.25 更新日:2025.11.9
屋根は住宅の頂上に取り付けられており、建物を雨風や紫外線などから守る重要な部分です。
しかし、外壁よりも紫外線や雨風に直接さらされることが多いため、色褪せやひび割れなどの経年劣化を避けることはできません。
屋根が劣化してしまうと、雨水の浸入によって屋根材の腐食だけではなく、雨漏りや建物内部の腐食につながる可能性もあります。
そのため、適切なタイミングでの塗装が必要です。
適切なタイミングで屋根塗装をおこなうことで、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持することができます。
本記事では、屋根塗装に適した季節や時期、そして塗装が必要となる劣化症状について詳しく解説します。
屋根塗装に適した時期の目安
屋根塗装は、一般的に新築から10年前後が目安とされています。
ただし、使用している屋根材や塗料の種類によって目安は異なり、スレート屋根では7〜10年、金属屋根では10〜15年が一つの基準となります。
これはあくまでも目安で、立地条件や気候によって劣化スピードは変わります。
そのため、定期的な点検が重要で、目安となる時期よりも早めに劣化が発生していたら塗装メンテナンスが必要です。
前回の塗装から10年が経過している場合は、専門業者による診断を受けることをおすすめします。
早めに対応することでコスト削減にもつながります。
屋根塗装に適した季節
季節によっては塗装工事がスムーズに進まない場合もあります。
屋根塗装に適した季節は「春(3~5月)」と「秋(9月~11月)」です。
春(3月〜5月)
3月下旬から5月にかけての春は、屋根塗装に最も適した季節の一つです。
気温が安定しているため、塗料の粘度を適切に保ち、均一な塗膜を形成するのに理想的な環境となります。
また、湿度も比較的低いため、塗料の乾燥がスムーズに進みます。
さらに、工期の面でも春は優れており、梅雨入り前のこの時期は天候が比較的安定しているため、雨天による作業中断のリスクが少ないです。
そのためスケジュールが立てやすく、計画通りに工事を進められる可能性が高まります。
ただし、花粉や黄砂の飛散には注意が必要で、塗装面に付着しないよう配慮することが大切です。
秋(9月〜11月)
秋も春と並んで屋根塗装に最も適した季節の一つです。
秋は夏の厳しい暑さが和らぎ、気温が下がり始めるため、塗料の密着性が高まる最適な温度環境となります。
夏場のように高温で塗料が急速に乾燥してしまうこともなく、冬場のように低温で硬化不良を起こす心配も少ないため、塗膜の品質を高く保つことができます。
また、空気が乾燥しているため塗料の乾燥時間が短縮され、施工効率も向上します。
ただし、台風シーズンと重なる時期でもあるため、天気予報を常に確認しながら慎重にスケジュールを組む必要があります。
屋根塗装が必要な劣化症状
屋根に以下のような劣化症状が現れたら、塗装が必要なサインといえます。
色褪せ・変色
屋根が全体的に色褪せたり、変色したりしている場合は、塗膜が劣化している証拠です。
放置してしまうと防水性や保護機能が低下して、屋根材の劣化だけではなく、雨漏りや建物の腐食など建物内部へのダメージも大きくなります。
この段階で適切な塗装をおこなえば、深刻なダメージを防ぐことができるため、早めのメンテナンスを心がけましょう。
チョーキング現象
屋根を手で触ったときに白い粉が付着する現象をチョーキングと呼びます。
これは塗膜が紫外線や雨水によって分解されて粉状になっている状態で、塗膜が劣化して防水性が失われている証拠です。
放置してしまうとひび割れに発展して雨漏りの原因になるため、早急な塗装が必要になります。
ひび割れ・クラック
クラックとはひび割れのことで、屋根材に細かいひび割れや亀裂が見られる場合は要注意です。
たとえ発生しているひび割れが小さい場合でも、そこから雨水が浸入し、建物内部の腐食や雨漏りにつながる可能性があります。
とくに横方向のひび割れは雨水が溜まりやすいため、早めの対処が重要になります。
カビ・藻・コケの発生
屋根にカビや藻、コケが発生している場合は、塗膜の防水機能が低下している証拠です。
北側部分や日当たりの悪い部分に発生しやすく、屋根材の劣化を加速させる原因となります。
そのままにしてしまうと美観を損なうだけでなく、建物の耐久性にも影響するため対処が必要です。
塗膜の剥がれ・浮き
屋根塗装の塗膜が剥がれたり、浮いたりしている場合は、すでに深刻な劣化が進行している可能性があります。
この状態を放置してしまうと、屋根材が直接雨風にさらされ続け、雨漏りや建物内部の腐食につながる危険があります。
そのため、危険度が高い症状といえるので早めのメンテナンスをおこなうことが重要です。
サビの発生
金属屋根の場合、サビが発生しやすくなります。
サビは、金属が空気中の酸素や水に触れることで発生します。
そのため、サビが発生しているということは、塗膜の保護機能が失われている証拠です。
サビを放置すると次第に範囲が広がり、最終的には屋根材に穴が開く可能性もあります。
初期段階で発見した場合はサビ除去と塗装で対応できるため、できる限り早めのメンテナンスをおこないましょう。
当社の屋根塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
まとめ
屋根塗装は10年前後での施工が目安とされています。
また、最適なタイミングは気温と湿度が安定している、春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)です。
気温と湿度が安定していることから、塗料の性能を最大限に発揮でき、乾燥もスムーズに進めることができます。
また、色褪せ・チョーキング・ひび割れ・コケの発生などの劣化症状が見られたら、早めの塗装を検討しましょう。
定期的な点検をして、最適な時期に適切なメンテナンスをおこなうことで、建物の寿命を延ばすことができます。
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