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軒天のメンテナンス方法は?劣化状況に応じて正しいメンテナンスをしましょう!

投稿日:2025.9.27

軒天のメンテナンス方法は?劣化状況に応じて正しいメンテナンスをしましょう!

軒天とは、屋根の軒先部分の裏側に設置されている部材です。
雨風から建物を守り、外観を美しく保つ重要な役割を果たしています。
しかし、外壁同様に常に外気にさらされているため経年劣化は避けられず、色あせやひび割れなどの劣化症状が現れます。
劣化を放置してしまうと建物の寿命にも関わってくるため、状況に応じて正しいメンテナンスが必要です。
適切なメンテナンスをおこなうことで、建物自体の寿命を延ばし、美観を維持することができます。
本記事では、軒天の役割や劣化症状、正しいメンテナンス方法を解説します。

 

 

軒天の役割とは

軒天のメンテナンス方法は?劣化状況に応じて正しいメンテナンスをしましょう!

軒天は建物にとって以下のような重要な役割を担っています。

 

外壁の劣化を防ぐ

屋根の裏側部分である軒天は、雨水が外壁に直接当たるのを防ぎ、内部への雨水の浸入を軽減する役割を持っています。
その結果、外壁材の劣化を防ぐことができ、建物全体の耐久性を高めることができます。
また、日差しを遮ることで、外壁材の色あせなどの劣化を遅らせることも可能です。
軒天自体のメンテナンスをきちんとおこない、軒天がしっかりと機能することで、建物自体の寿命を延ばすことにもつながります。

 

美観を維持する

軒天は建物の美観を保つためにも欠かせない要素です。
屋根裏には垂木や野地板などの構造材がありますが、軒天がないとこれらの骨組みが見える状態になり、美観を損ねてしまいます。
軒天で構造材を隠すことで、すっきりと整った状態に見せることができます。
また、軒天の素材や色の選択によって、さまざまな建物に調和させることができ、建物全体に統一感を与えて住宅の価値を高めることができます。

 

延焼を防止する

軒天には、火災が発生した際に延焼を防ぐという重要な役割があります。
炎は下から上に向かってあっという間に昇っていきますが、軒天があることで火の回りを遅らせ、屋根裏への延焼を防ぐことができます。
また、隣家からの火災では炎が軒下を通って屋根裏に侵入しやすいため、軒天が延焼を食い止める最初の防御壁になります。

 

 

軒天の劣化症状

軒天のメンテナンス方法は?劣化状況に応じて正しいメンテナンスをしましょう!

軒天の劣化はさまざまな形で現れます。
以下の症状が見られた場合は、建物を守るためにも適切な対処が必要です。

 

色あせ

紫外線や風雨の影響によって、表面の塗装が少しずつ色あせてきます。
とくに日当たりの良い南面や西面に設置されている軒天は、強い日差しによって色あせしやすく、建物全体の美観を損ねてしまいます。
色あせは劣化の初期症状ではありますが、劣化が進行しないためにも早めの塗装メンテナンスがおすすめです。

 

雨染み

屋根から雨水が侵入したり結露が発生したりすることで、軒天に茶色のシミが発生することがあります。
シミを放置すると軒天材の劣化が進行し、腐食や強度低下につながる可能性があるため早期対応が必要です。

 

カビ・コケの発生

北側などの日陰部分の軒天には湿気がこもりやすく、カビやコケが繁殖します。
緑色や黒色の汚れは見た目を損なうだけでなく、軒天材を劣化させる原因になります。
さらに健康面への影響もあるので、できる限り早めの対処が必要です。

 

塗膜の剥がれ

時間の経過とともに塗装の密着力が低下し、表面の塗膜が剥がれてきます。
剥がれをそのままにしてしまうと防水性が失われ、雨水が浸透しやすくなります。
そして、徐々に大きな剥がれに発展して軒天材の劣化を加速させてしまうため、早急な補修が必要です。

 

ひび割れ

建物は温度変化によって膨張収縮を繰り返しており、その微細な動きによって軒天にひび割れが生じることがあります。
初めは小さなひび割れでも、放置するとひび割れも大きくなって雨水の侵入経路となってしまいます。
その結果、内部の腐食や強度低下などのさらなる劣化を引き起こすため、補修や張り替えなどのメンテナンスが求められます。

 

 

軒天のメンテナンス方法

軒天のメンテナンス方法は?劣化状況に応じて正しいメンテナンスをしましょう!

軒天が劣化してきたら、状況に応じて以下の方法でメンテナンスをおこないましょう。

 

塗装

軒天の劣化が軽度の場合は、塗装で対応することが可能です。
塗装は、重ね張りや張り替えと比べると最も経済的なメンテナンス方法で、工期も数日程度で完了します。
色あせや汚れが見られる段階で塗装をおこなうことで、軒天材の寿命を延ばすことができます。
施工ではまず高圧洗浄で汚れやカビを除去し、下地を整えます。
その後、下塗り・中塗り・上塗りで重ね塗りをして、耐久性の高い塗膜を作って施工完了です。
定期的な塗装メンテナンスによって、美観を保ちながら軒天材の劣化を防ぎ、建物全体の耐久性を維持することができます。

 

当社の塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

 

重ね張り

重ね張りは、既存の軒天材の上から新しい軒天材を重ねる方法で、カバー工法とも呼ばれます。
軒天材自体は劣化しているものの、下地材まではそこまで劣化していない場合に適しています。
既存の軒天を撤去する必要がないため、張り替えよりも工期が短く、費用も抑えられます。
ただし、軒天材が二重になり、重量が増える点には注意が必要です。
また、雨漏りや腐食が発生している場合は重ね張りでは根本的な解決にならないため、張り替えを検討しましょう。
施工では、まず表面を清掃してきれいな状態に整えます。
その後、必要に応じて補強をおこなった後、新しい軒天材を取り付けて完了です。

 

張り替え

張り替えは、既存の軒天材を完全に撤去して、新しい軒天材に交換するメンテナンス方法です。
塗装や重ね張りでは対応できないような重度の劣化が発生している場合や、下地材まで傷んでいる場合におこないます。
この工法では、見えない部分の劣化状況も把握できるため、根本的な修繕が可能です。
施工では、まず既存の軒天材を解体・撤去して、必要に応じて下地材の補修や交換をおこないます。
その後、防水処理を施してから新しい軒天材を取り付けて完了です。
塗装や重ね張りに比べると費用は高額ですが、建物の安全性と耐久性を確保できる確実な方法になります。

 

 

まとめ

軒天のメンテナンスは、安全な住環境を維持するために欠かせない作業です。
劣化の早期発見をおこない、状況に応じた適切なメンテナンスを実施することで、建物全体の美観や耐久性を保つことができます。
メンテナンス方法には、塗装・重ね張り・張り替えの方法があるので、専門業者に依頼をして劣化状況に応じた方法を選ぶことが重要です。
適切なメンテナンスによって、軒天の機能を長期間維持し、快適で安全な住まいを維持することができます。

*K*

 

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