2回目の外壁塗装をするときの注意点!1回目の塗装となにが違うの?
投稿日:2019.1.29 更新日:2024.10.8
1回目の塗装は塗料の種類や費用など分からない部分が多く、大変な思いをした人もいたのではないでしょうか?
外壁塗装は長年使用していると劣化してくるため、定期的にメンテナンスする必要があります。
そのため、中には「2回目の塗装は同じ内容だから大丈夫!」と思っている人が多いです。
しかし、2回目の塗装は1回目の塗装よりも注意点が多く、失敗してトラブルになる可能性が高いです。
そこで、本記事では2回目の外壁塗装をするときの注意点について紹介します。
この記事を読むと、2回目の外壁塗装をスムーズにおこなえるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。
2回目の外壁塗装をする時の注意点
2回目の外壁塗装をおこなう際には、いくつかの注意点があります。
以下の注意点を理解しておくと、トラブルを避けてスムーズな施工が可能になります。
・1回目より2回目の方が高額になりやすい
・前回使用した塗料によってはトラブルになる
・外壁の状態によっては塗装効果が出ない
1回目より2回目の方が高額になりやすい
2回目の外壁塗装は、前回の塗装が劣化していて下地処理が必要になるため、1回目よりも費用が高くなりやすいです。
特に、塗料の選択や剥がれた塗膜の処理に手間がかかると、費用が増える傾向があります。
前回使用した塗料によってはトラブルになる
1回目の塗装で使用した塗料と相性が悪い塗料を使用すると、塗膜が剥がれてしっかりと密着しなくなるなどのトラブルが発生します。
例えば、前回の外壁塗装で水性塗料を使用している場合、次に溶剤塗料を使用すると密着不良が起こるリスクがあります。
また、フッ素塗料や無機塗料は汚れがつきにくい性質があるので、次に他の塗料を使用すると密着度が低くなりやすいです。
塗料次第では塗装効果が期待できない可能性があるので、再塗装する際はしっかり下地処理をおこなうことが大切です。
外壁の状態によっては塗装効果が出ない
外壁の状態によっては、塗装よりも大規模な修繕が必要な場合もあります。
例えば、外壁材が著しく劣化している場合、塗装をしても効果が期待できません。
このような場合は、塗装だけでなく外壁材の交換を検討する必要があります。
2回目の外壁塗装を検討する時期
2回目の外壁塗装を検討するには、塗料の耐用年数が大きな目安になります。
耐用年数は塗料の種類によって大きく変わり、アクリル塗料は3〜5年、ウレタン塗料は5〜8年、シリコン塗料は8〜12年、フッ素系塗料は15〜18年、無機塗料では20〜25年です。
しかし、住宅の環境によっては耐用年数の前に劣化症状が現れる場合があるので、早めに外壁塗装を予定しておくとよいでしょう。
2回目の塗装が必要な外壁塗装の劣化症状
外壁が劣化すると様々な症状が現れます。
以下の症状を見つけられると、適切なタイミングで塗装をおこなえます。
・汚れ
・色あせ
・チョーキング
・ひび割れ
・剥がれ、浮き
・コーキングの劣化
・藻、コケ
汚れ
外壁に汚れが目立ってきたら、2回目の塗装を検討するタイミングです。
特に、雨だれや排気ガスによる黒ずみが広がっている場合は、塗膜の防汚機能が低下している可能性が高いです。
そのため、汚れが取れにくくなってきたら外壁塗装の見直しをおすすめします。
色あせ
外壁の色が薄くなったり、くすんできた場合も劣化のサインです。
塗料が日光や雨風にさらされると、色あせが起こりやすくなります。
色あせが進んでいる場合は美観の問題だけでなく、塗膜の機能も失われている可能性があるため、2回目の塗装を検討しましょう。
チョーキング
手で外壁を触った際に白い粉が手に付く現象を「チョーキング」といいます。
チョーキングが発生している場合、外壁が保護機能を失っているため、塗装を早急におこなう必要があります。
ひび割れ
外壁にひび割れが見られる場合、放置すると雨水が浸透し、内部の構造にダメージを与える可能性があります。
ひび割れが発生している箇所は早めに補修し、必要に応じて2回目の塗装を検討しましょう。
剥がれ・浮き
塗装が剥がれたり浮いている場合は、塗料の寿命が尽きた証拠です。
この状態を放置すると、外壁の素材自体が劣化してしまい修復費用が高額になります。
外壁の剥がれや浮きを見つけたら、早急に塗装をおこなうべきです。
コーキングの劣化
コーキングが劣化したタイミングで、2回目の塗装を検討してもよいでしょう。
コーキングは外壁と外壁の間を埋めているため、劣化が進行すると雨漏りや水害の原因となります。
そのため、2回目の塗装と合わせてコーキングの修繕をおこなうと工事が1回で済みます。
藻・コケ
藻やコケが発生している時は2回目の塗装のタイミングです。
特に湿気の多い場所にある外壁には、藻やコケが生えやすくなります。
これらは外観を損ねるだけでなく、外壁材にダメージを与える場合もあるので注意が必要です。
クリア塗装は2回目の塗装は難しい
クリア塗装は、透明な塗料を使用して外壁の美しさを保つ手法ですが、2回目の塗装としてクリア塗装を選ぶのは難しい場合が多いです。
なぜなら、クリア塗装を希望する場合は外壁の状態が良好である必要があるからです。
そのため、劣化が進んでいる場合は通常の塗装を選択する方が適しています。
2回目の外壁塗装では内部腐食の確認もおこないましょう
2回目の塗装となると、かなり築年数が経過していることと思います。
そのため、外壁や屋根だけではなく、建物内部が腐食していないかの確認もおこないましょう。
たとえば、ひび割れている箇所から雨水が入り込んでいた場合は、内部や基礎などが腐食している可能性があります。
劣化の状態がひどい場合は塗装だけでは補修できず、張り替えなどの大きな工事が必要になる場合もあります。
そのため、内部まできちんと確認してもらいましょう。
まとめ
2回目の外壁塗装は、1回目の塗装で使用した塗料や外壁の劣化状況に応じて、最適な塗料選びや下地処理が求められます。
そのため2回目の塗装では、1回目の塗装よりも高い技術を持っている業者で施工するとよいでしょう。
複数の業者に相見積もりを取ったり、ホームページで施工実績を確認したりすると、優良業者で施工できる可能性が高くなります。
今回紹介した注意点とともに業者選びも気をつけて、2回目の塗装に役立てて下さい。
当社の外壁塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
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