外壁塗装の工程とは?気をつける点や塗装にふさわしくない月も紹介!
投稿日:2024.7.27 更新日:2024.8.4
皆さん、外壁塗装工事はどのような工程でおこなっているか知っていますか?
外壁塗装を業者任せにすると、必要な作業が省かれる可能性があります。
作業を省いてしまうと、塗装の品質が落ちてしまったり、近隣住民とトラブルになったりする可能性があるので、工程はきちんと把握しておくべきです。
そこで本記事では、「外壁塗装の流れが知りたい!」と考えている人向けに、外壁塗装の工程について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装の工程
外壁塗装の工程は大きく分けて9つあります。
・近隣住民に挨拶
・足場の設置
・高圧洗浄
・下地処理
・養生
・下塗り
・中塗り、上塗り
・完了検査
・足場解体
工程①近隣住民に挨拶
工事が始まる前に、近隣住民に挨拶をおこないます。
外壁塗装工事が始まると、職人の話し声が聞こえたり、足場の組立解体や工事車両の音などが聞こえます。
さらに、塗料から悪臭が出たり隣の家に塗料が飛散したりもするので、近隣住民とトラブルになる可能性が高いです。
工事着手の1週間前までに、業者と一緒に粗品を持って近隣住民へ挨拶をおこなうとよいでしょう。
工程②足場の設置
外壁塗装は高所作業となるので、半日〜1日で足場の設置をおこないます。
足場の設置は、金属の足場材をハンマーで叩くのでどうしても騒音が出やすく、事前に近隣住民に知らせたほうがよいです。
また、足場の設置と合わせて、近隣へ高圧洗浄の水や塗料が飛散しないように養生シートもつけます。
工程③高圧洗浄
塗装前に高圧洗浄で外壁に付着した汚れを落とします。
外壁を掃除しないまま塗装をおこなうと、仕上がりが悪くなったり、すぐに剥がれてしまったりするのでとても重要な工程です。
また、次の工程で塗装をするためには濡れた外壁を乾かす必要があるため、高圧洗浄には丸1日掛かります。
また、養生シートがあっても、高圧洗浄は汚れが飛散する場合があるので、近隣住民には洗濯物などを外で干さないように注意喚起しましょう。
工程④下地処理
外壁にある傷やクラックを補修するために、下地処理をおこないます。
下地処理をしないまま荒れた外壁に塗装をしてしまうと、キレイに仕上がらなかったり、すぐに剥がれたりする可能性が高いです。
シーリングが劣化していれば打ち替えたり、ひび割れがあればパテで補修したりします。
下地処理には1〜2日掛かりますが、劣化が激しければ数日にわたって作業する場合もあります。
工程⑤養生
養生は、塗装をしないところをビニールシートやテープで保護する工程です。
主に、エアコンや室外機、雨樋や窓などに塗料がつかないように養生をおこないます。
特に窓を養生すると開けられなくなるので、業者との事前打ち合わせで確認しておくとよいでしょう。
養生は半日程度で終わる場合が多いですが、塗装範囲が広い場合は丸一日掛かる場合もあります。
工程⑥下塗り
下塗りは、下地と塗料の密着性を高めるためにおこないます。
塗装の質は下塗りで決まると言っても過言ではなく、発色や色持ちに影響する重要な工程です。
そのため、優良業者の場合は下塗りの色を、中塗りや上塗りと違う色にして、素人でも塗り残しがわかるようにします。
通常は1回の下塗りですが、吸い込みが多い下地だと2回塗る場合があるので、1〜2日程度掛かります。
工程⑦中塗り・上塗り
下塗りが十分に乾いたら、中塗りと上塗りをおこないます。
中塗りをおこなう理由としては、塗膜に厚みを出して、塗料の機能を最大限に活かすためです。
もし、中塗りをおこなわないで厚みをだそうとすると、塗料の表面は乾いているのに、中は固まっていないという状態になってしまいます。
中塗りで1日、上塗りで1日掛かりますが、塗料によって乾燥時間に違いがあったり、気温などによって変わったりする場合があります。
工程⑧完了検査
塗装が終わったら施主が完了検査をおこない、気になったところがあれば修正依頼をします。
主に、塗り残しや塗装のはみ出しがないか、仕上がりに問題はないかなどをチェックしましょう。
しっかり指摘をしなければ、すぐに足場を解体して簡単には修正できなくなるので、気になる箇所は悩まず業者に相談しましょう。
また、高所を確認したい場合には、職人に写真を取ってきてもらったり、ドローンで確認できたりします。
工程⑨足場解体
完了検査が完了したら、最後の工程として足場の解体をおこないます。
足場の解体は組立時と同様に大きな音がするので、近隣住民へ知らせておくのをおすすめします。
足場の解体後に損傷がないか?ゴミなどは落ちていないか?忘れ物はないか?などを確認してください。
また、足場の解体は組立よりも早いので、半日程度で終わります。
最後に塗装工事の完了を、近隣住民へ報告するのも忘れないようにしましょう。
塗装工事の流れについて詳しくは「塗装工事の流れ」もご覧ください。
外壁塗装がふさわしくない月はある?
外壁塗装は時期によって、塗装の品質が落ちてしまう場合があります。
以下で外壁塗装にふさわしくない月を説明します。
6~9月
6〜9月が外壁塗装にふさわしくない理由は、雨が多かったり気温が高かったりするからです。
塗装が完全に乾燥する前に雨が降ると、新しい塗料が流れる可能性があります。
また、この時期は気温が高いので、塗料が早く乾いてしまい均一な塗膜が仕上げられないリスクもあります。
塗膜が均一にならないと割れが起きたり、気泡が出てくるなど塗装の品質に大きく影響が出てくるので、夏場の外壁塗装は避けたほうがよいです。
12~2月
12〜2月が外壁塗装にふさわしくない理由は、雪が降ったり気温が低すぎたりするからです。
雨が降ったときと同様に、塗装の乾燥前に雪が降ってしまうと新しく塗った塗料が流れてしまう可能性があります。
また、塗料は気温が5℃以下になると乾きにくくなったり、塗装自体が凍結してしまったりする性質があるので、工事ができない日が多いです。
ただし、地域によっては塗装が乾燥しやすい時期でもあるので、業者に相談すると工事できる場合もあります。
まとめ
外壁塗装は気温などの環境や外壁の状態にもよりますが、目安として10〜14日程度で完了できます。
もし、工事が極端に早かったりする場合は、必要な工程を省いている可能性が高いです。
塗装業者にスケジュールを確認しておくと、適切に工事をおこなっているのか確認しやすいので、事前に確認しておくとよいです。
外壁塗装の工事は、業者にお任せしすぎるとトラブルが起きやすいので、しっかりコミュニケーションを取りながら進めるとよいでしょう。
*K*
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